夢グループ社長「夢与えるはずが」 元部長ら3700万円背任容疑で逮捕…社内の様子語る
通販大手「夢グループ」の元部長らが逮捕された事件について、会見で石田社長が後悔を表明しました。
石田社長は、元部長の犯行に気付いた時期やその人物像について語りました。
夢を与える仕事をしている中、石田社長は自身の見落としに悔しさを感じています。
通販大手「夢グループ」の元部長らが逮捕された事件について、27日に会見した石田重廣社長は「夢を与える仕事をしているのに、気付けなかった」と後悔を口にしました。
石田社長
「悔しくて悔しくて仕方がありません」
普段のにこやかな表情からは一変し、神妙な面持ちを浮かべる夢グループの石田社長。27日、新たなイベントの開演前に記者会見を行いました。
先週、夢グループの元部長・川崎淳史容疑者(49)ら2人が背任の疑いで逮捕された事件。会社におよそ3700万円の損害を与えた疑いが持たれています。
石田社長
「(Q.社長が(犯行に)気付いたのはいつごろ?)去年のちょうど春ごろです」
「あまりにもうちの営業、従業員が立て続けに辞めていった。あまりにも(退職者が)多すぎたものですから、うちのスタッフが『どういうことなの?』と連絡したら、『会社が怖くなってしまった』ということから始まった」
「(Q.(退職理由は)川崎容疑者ですか?)そうですね。絡んだことです」
川崎容疑者の人物像について、石田社長はこう話します。
石田社長
「(川崎容疑者は)営業に関しては、一途に一生懸命やっていました。ただ、一生懸命やるがために強引なやり方をしていることも往々にしてあったのかなと」
「夢グループ」所属歌手 保科有里さん
「(川崎容疑者は)あんまりしゃべらない方なので。ちゃんとあいさつするような方ではなかった気がして。結果論なんですけど、何かコソコソじゃないですけど、隠し事があったのかな」
石田社長は社名にもなっている「夢」という言葉を引き合いに、後悔を口にしました。
石田社長
「僕たちはやっぱり夢を与える仕事しています。従業員だって同じく夢を与える仕事をしているのに、従業員が悪いことをしているのに、気付かなかった自分。気付けばもっと早い段階で、本人たちを勉強させる機会があったのになと思うと、悔しくて悔しくて仕方がありません」
(「グッド!モーニング」2024年5月28日放送分より)