避難した住民「自宅に戻るか迷う」 能登半島豪雨、不安な夜過ごす

AI要約

石川県の能登半島で21日に発生した豪雨により、輪島市など半島各地に大きな被害が出ており、住民が避難を余儀なくされている。

輪島青年会議所理事長が自身の聖光寺での崩壊を受けて避難を決断し、避難所に身を寄せている状況だ。

豪雨により床上浸水や建物被害が相次ぎ、復旧活動に影響が出ている状況が続いている。

避難した住民「自宅に戻るか迷う」 能登半島豪雨、不安な夜過ごす

石川県の能登半島で21日に発生した豪雨は、石川県輪島市など半島各地に大きな被害をもたらし、避難した住民らは不安な夜を過ごしている。

輪島青年会議所理事長の川口有吾さん(38)は21日午前、住職を務める聖光(しょうこう)寺(輪島市輪島崎町)の裏山が少し崩れたため、地区住民の勧めもあって避難することにした。午前10時ごろで雨の強さはピークだったが、車で避難所へ向かったという。

避難所には一時4人ほどが身を寄せていた。停電が解消されたこともあり、避難所は間もなく閉鎖されたが、その後は安全な知人宅に身を寄せている。断続的に雨は降り続いており、「自宅に戻るかは迷っている」と明かす。

周辺では床上浸水も相次ぎ、仮設住宅や地震で無事だった建物にも被害があった。川口さんは「復旧から何歩か下がった印象。復旧活動をしていた人にとって痛手だ」と話した。