台風14号Uターン 3連休は災害級の大雨に警戒
台風14号がUターンし、秋雨前線が活発化。3連休は大雨に警戒。
秋田市では稲光と雷鳴が轟き、冠水が発生。
各地で記録的な大雨や残暑が続く中、観光客が涼を求めて訪れる場所も。
台風14号がUターンして、秋雨前線が活発になります。3連休は災害級の大雨になる恐れも。
夜明け前の秋田市。町に稲光と雷鳴が響きます。
秋田県では明け方、沿岸部で線状降水帯が発生しました。今年一番の雨となり、地面にたたきつけています。
夜が明けると、至る所で冠水が起きていました。
(金井鉄馬アナウンサー報告)
雨によって冠水した赤沼地下道では、いま作業員の方が排水活動を行っています。
アンダーパスなどが相次いで冠水。車の中にも、水が入っていました。
車が水につかった人
「寝ていたからわからない、(水が)たまっているの。車で出かけようとしたらびちゃびちゃになった」
活発な秋雨前線の影響で、東北や北陸では記録的な大雨となりました。
新潟の高速道路を走行中、不気味な雲をとらえます。
するとその直後…
(入澤芽生記者報告)
ワイパーを一番早く動かしても、前が見えづらくなってきました。
運転中、危機感を覚えるほどの雨。市街地でも、遠くに見える船がかすむほどです。道路も冠水し始めます。
かたや記録的な残暑に怒りの声もあがります。
静岡市民
「暑いよ、もう!暑いなんていうもんじゃない」
怒りがこみ上げるのも無理はありません。静岡の気温は、39度を超えました。全国的に9月後半でここまで暑くなったことはありません。
大阪からの観光客
「日差しが痛い。早く秋が来てほしい」
気温37度を超えた岐阜・大垣。夏の風物詩「水まんじゅう」も、まだまだ人気です。
客
「暑いときに涼しくなる」
金蝶園総本家 杉山秀子店長
「(客は去年の)2倍ぐらいは多い」
寒い場所もありました。
岐阜・高山市にある鍾乳洞。年間通して平均気温はおよそ12度と記録的な残暑のいま、絶好の避暑地としてにぎわいます。
観光客
「涼しくて最高」
飛騨大鍾乳洞 長沼伸彦代表
「去年と比べると3割増えて、8月だけで1万人多くの客が来た」
気になるのは3連休の天気です。
カギとなるのが、台風14号です。Uターンして温帯低気圧に変わると見られ、本州付近に停滞する秋雨前線に非常に高温多湿な空気を送り込みます。
そのため、21日(土)は、東北を中心に警報級の大雨の恐れがあり、22日(日)は、九州から東北の広い範囲で大雨に警戒が必要です。
テレ朝天気