JR四国、圧力不足7両 使用を停止、データ不正なし

AI要約

JR四国が車輪の圧力データを点検した結果、一部の車両で目安値を下回る問題が発覚。

問題の車両は安全のため運行中止され、一部列車は車両数を減らすことに。

一方、多くの車両は目安値を上回っており安全性に問題なし。原因は取り扱いの明文化が必要とのこと。

 JR四国は20日、保有する全409車両について車軸に車輪を取り付けた際の圧力データを点検したところ、少なくとも7両の計8本がメーカーの定める目安値を下回っていたと発表した。

 車軸と車輪が外れる恐れがあるため、使用を中止した。当面、一部列車の車両を減らして運行する。データの改ざんは確認されなかった。

 一方、91両の124本が目安値を上回っていたことが判明。車軸などに傷がないことが確認されたため、安全性に問題がないと判断し、運行を継続する。目安値を外れた原因について、同社は「範囲外となったときの取り扱いが明文化されていなかった」と説明した。