【動画】20日の天気 - 東北と北陸 土砂災害などに厳重警戒 関東~九州は厳しい暑さ 東京も36℃予想(20日7時更新)

AI要約

秋雨前線の活動が活発で、東北や北陸で大雨に警戒が必要。関東から九州は猛暑日が続く。

秋田県や山形県で線状降水帯による大雨が発生し、土砂災害や川の増水に厳重な警戒が必要。

週末には東北や北陸で雨がさらに強まり、熱中症にも警戒が必要。秋の空気が南下して暑さが和らぐ見通し。

【動画】20日の天気 - 東北と北陸 土砂災害などに厳重警戒 関東~九州は厳しい暑さ 東京も36℃予想(20日7時更新)

 きょう(金)は、秋雨前線の活動が活発となっているため、東北や北陸では局地的に非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。けさは秋田県で線状降水帯が発生し、災害発生の危険度が急激に高まっています。日中は山形県でも線状降水帯が発生するおそれがあります。土砂災害や急な川の増水などに厳重な警戒が必要です。関東から九州は広い範囲で猛暑日となり、東京も36℃まで上がりそうです。

 低気圧が通過する北海道は午前中を中心に雨となるでしょう。低気圧からのびる前線が東北付近を次第に南下する見込みです。前線に向かって湿った空気が流れ込み、東北や北陸では雨雲が発達しやすくなっています。

 けさは秋田県で線状降水帯による非常に激しい雨が同じような場所で降り、災害発生の危険度が高くなっています。命に危険が及ぶ大雨となっているため、山や崖、川からは離れた安全な場所でお過ごしください。

 活発な雨雲はいったん南下していき、日中は秋田県と山形県でも線状降水帯が発生するおそれがあります。東北や北陸では断続的に雨となって、局地的に非常に激しい雨が降るでしょう。

 あす(土)の朝にかけて、予想される雨の量は、多い所で150ミリとなっています。線状降水帯が発生するとさらに雨の量が増えるおそれがあります。日曜日にかけても東北や北陸では繰り返し雨が強まり、大雨となる所がある見込みです。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要です。

 一方で前線の南側は夏の高気圧が強く、きょう(金)も関東から九州にかけては晴れて厳しい暑さが続きます。広い範囲で35℃以上となり、甲府では38℃と、9月としては記録的な暑さとなる所もあるでしょう。前橋や名古屋で37℃、東京都心も36℃と、猛暑日になる所が続出となりそうです。湿度も高く体にこたえる暑さが続きます。

 関東から九州にかけては熱中症警戒アラートも発表されています。朝から気温が高くなっているため、真夏と同じように熱中症対策をしてお過ごしください。

 また、気温の上がる午後は、山沿いや内陸を中心に、にわか雨や雷雨の所がありそうです。

 あす(土)からの3連休は、日曜日にかけても東北や北陸でさらに雨の量が増えるおそれがあります。ただ、あすは関東などの太平洋側は晴れ間がでて、東京で36℃など、猛暑日の続く所があるでしょう。

 日曜日は前線が南下するため、東日本や西日本も激しい雨の降る所がありそうです。この雨のあとようやく秋の空気が南下してきて、月曜日以降は極端な暑さが和らぐ見通しです。(気象予報士・及川藍)