公取 “代理人のルール”でプロ野球組織に警告

AI要約

公正取引委員会がプロ野球組織に契約交渉を担う代理人のルールに警告を発しました。

プロ野球組織は選手の代理人を弁護士に限定し、複数選手の代理人を禁止するルールを通達しており、公正取引委員会はこれを独占禁止法違反の恐れがあると指摘しています。

プロ野球組織は選手会の要望に基づき合意したルールだと主張しているが、法令を遵守しつつ適正に契約交渉を行うと述べている。

公取 “代理人のルール”でプロ野球組織に警告

 プロ野球選手の契約交渉を担う代理人についてのルールが独占禁止法違反にあたる恐れがあるとして、公正取引委員会がプロ野球組織に警告しました。

 公正取引委員会によりますと、日本プロフェッショナル野球組織は選手の代理人について、弁護士に限定することと、複数選手の代理人につくことを禁止するルールを球団と選手側に通達していました。

 公正取引委員会は、このルールが不当な制限で、独占禁止法違反にあたる恐れがあるとして警告しました。

 プロ野球組織は、ルールは「選手会の要望を受けて合意した」としつつ、「法令を遵守し、適正・適切に選手との契約交渉に臨む」としています。(ANNニュース)