【弁護士解説】カフェでシャトレーゼのケーキを転売の疑い それって違法?

AI要約

嵐山のカフェでシャトレーゼのケーキ転売の疑いが浮上している。シャトレーゼの公式ホームページとカフェのケーキポスターを比較し、シャトレーゼの文字も確認された。転売禁止であるにも関わらず、カフェがシャトレーゼのケーキを購入していた可能性も指摘されている。

弁護士の菊地幸夫氏によると、転売行為は立件が難しいが、賠償請求は可能であると説明された。シャトレーゼが転売禁止を購入者に明確に説明していたかどうかが重要なポイントとされている。

デザインのオリジナリティや健康被害があった場合は、お店側が責任を負う可能性が高い。著作権での保護や転売行為の解釈など、厳密な法的基準が必要とされている。

【弁護士解説】カフェでシャトレーゼのケーキを転売の疑い それって違法?

嵐山のカフェがシャトレーゼのケーキ転売の疑いがあるということだ。

まずシャトレーゼの公式ホームページに載っているものとカフェのケーキのポスターを比較してみる。

シャトレーゼ側がこの嵐山の店に行くと、ケーキに「シャトレーゼ」と書かれた文字も確認できたということだ。

今回のカフェのような行為は違法なのか。

弁護士の菊地先生によると、「立件は難しい。賠償請求は可能」と解説した。

菊地幸夫弁護士:例えばお酒を飲めるお店に行くと、スティック状のチョコレートが付いてるようなものがあります。あれも他(のお店)から買ってきたものを自分の店で出していると思うのですが、どこまでいいのかっていう(線引きが)なかなか難しい。

菊地弁護士は、転売禁止なのに、これをうちの店で使っちゃおうと隠して、シャトレーゼから買ってくる。これは本当はお店で使うつもりだったら、シャトレーゼは売らない。それを黙っていたのは、シャトレーゼを騙すことだ。詐欺じゃないか。とみることもできると指摘したうえで、シャトレーゼ側が「転売禁止」を購入した側に分かるようにしていたかポイントだという。

菊地幸夫弁護士:シャトレーゼがちゃんとお客さんに全部分かるように言っていたのか。買った側が、転売禁止を知らなかったなら立件は難しい。せいぜい民事での賠償が可能かどうなのかというぐらいになってしまう。デザインが類似と言っても、例えば著作権で保護するほどのオリジナリティーっていうのはなかなか難しいです。健康被害があった場合は、基本的にはまずお店側が責任を負います。

(関西テレビ「newsランナー」 2024年9月19日放送)