ノーベル賞発表を前に日本人2人を含む有力候補を発表 イギリスの情報調査会社

AI要約

来月7日からノーベル賞の発表が始まる前に、イギリスの情報調査会社が受賞有力候補として選ばれた研究者を発表しました。

今年は22人の研究者が選ばれ、日本人も2人含まれています。化学賞の分野では堂免一成さん、生理学・医学賞の分野では彦坂興秀さんが選ばれました。

堂免さんは太陽光から水素を作るシステム、彦坂さんは脳の基底核について研究しています。クラリベイトが選んだ研究者のうち、過去に75人がノーベル賞を受賞しています。

ノーベル賞発表を前に日本人2人を含む有力候補を発表 イギリスの情報調査会社

来月7日からノーベル賞の発表が始まるのを前に、イギリスの情報調査会社が受賞が有力視される研究者を発表しました。日本人の研究者も2人含まれています。

 イギリスの情報調査会社「クラリベイト」は、世界で発表された約6100万本の研究論文から引用された回数などを分析し、ノーベル賞受賞の有力候補として「引用栄誉賞」を毎年、発表しています。

 今年は各国から22人の研究者が新たに選ばれました。

 日本人は「化学賞」の分野で信州大学の堂免一成さんと「生理学・医学賞」の分野でアメリカ国立眼病研究所の彦坂興秀さんの2人が選ばれました。

 堂免さんは太陽光と水から水素を作るシステムの構築に関する基礎研究を専門としていて、太陽光だけで水から直接水素を作る「微粒子光触媒」を研究しています。

 彦坂さんは脳の深い場所にあり、運動制御や学習など様々な機能を担う「基底核」を研究しています。

 クラリベイトが受賞の有力候補として選んだ研究者のうち、これまでに75人が実際にノーベル賞を受賞しているということです。