ドイツ、フィンランドの「さくらの女王」ら、横浜外国人墓地で献花

AI要約

ドイツ・ハンブルクとフィンランドの「さくらの女王」らが横浜外国人墓地を訪れ、日米友好の証にジャーナリストのエリザ・シドモアの墓に献花した。

来日した一行は日本さくらの会の設立60周年を祝い、日独間の友好を願って活動している。

墓所にはシドモア桜の子孫が植えられ、国際友好を象徴している。

ドイツ、フィンランドの「さくらの女王」ら、横浜外国人墓地で献花

 ドイツ・ハンブルクとフィンランドの「さくらの女王」らが17日、横浜外国人墓地(横浜市中区)を訪れた。日米友好の証に、日本の桜が米ワシントンに植樹されるよう尽力した米国人ジャーナリスト、エリザ・シドモア(1856~1928年)が眠る墓に献花した。

 一行は国内外で桜の保護育成や各種交流事業を進めてきた公益財団法人「日本さくらの会」設立60周年を祝うため来日した。ハンブルクから来たスカーレット・ターナーさん(26)は「日独間の友好のため取り組めるのはうれしい」と話した。

 フィンランドのユリア・レフティネンさん(22)は「整えられた墓所に感心した」。墓参には第30代日本のさくらの女王、杉浦美桜里さんと、プリンセスの神戸さくら呼(こ)さんも参加した。

 墓所にはシドモアの働きかけで贈られた桜の子孫が植えられており、「シドモア桜の会横浜」が整備している。同会の梅本千晶代表理事は「シドモア桜を広げ国際友好を進めたい」と話す。【和田浩明】