小林製薬の紅麴サプリ問題、腎障害はプベルル酸が原因 厚労省が公表

AI要約

小林製薬の紅麴サプリメントから腎障害が相次いで報告され、厚生労働省が調査結果を公表した。

青カビ由来のプベルル酸が意図せず製品に混入し、健康被害を引き起こした可能性が高いとされている。

現時点で入院者502人、死者120人の報告がある。

小林製薬の紅麴サプリ問題、腎障害はプベルル酸が原因 厚労省が公表

 小林製薬(大阪市)の機能性表示食品の紅麴(こうじ)サプリメントの摂取後に健康被害が相次いだ問題で、製品に混入した青カビ由来の「プベルル酸」が腎障害が引き起きしたとする調査結果を厚生労働省が18日、公表した。

 これまで健康被害の報告があった製品の原料などから、青カビの混入によってプベルル酸という成分が意図せず含まれていたことが分かっていた。国立医薬品食品衛生研究所で、プベルル酸など、意図せず含まれていた成分と健康被害との関連を動物実験などで調べていた。

 小林製薬が厚労省に報告している健康被害の状況によると、9月15日までに入院した人は502人、死亡した人で摂取が確認された人は120人となっている。