回転玩具、使用中止を 破片で目負傷も 国民生活センター

AI要約

中国製の玩具「フラッシュぶんぶんゴマ」が目をけがする事故が続発しており、国民生活センターが注意喚起している。

輸入元が販売を中止し、17万個の回収を進めているが、イベントの景品やおまけとして配布されることが多い。

過去にも同様の事故が報告されており、使用する際には注意が必要である。

回転玩具、使用中止を 破片で目負傷も 国民生活センター

 両側からひもを引っ張って「コマ」を回転させて遊ぶ中国製玩具で目をけがする事故が起きているとして、国民生活センターが使わないよう呼び掛けている。

 輸入元が販売を中止し、回収を進めているが、イベントの景品やおまけとして配られることが多いといい、担当者は「もらっても使わないで」と話している。

 問題の玩具は「フラッシュぶんぶんゴマ」。ひもを引っ張って円形のプラスチック部分(直径7センチ)を回転させると、内蔵の発光ダイオード(LED)ライトが光る仕組み。対象年齢は7歳以上で、愛知県の輸入販売業者が2022年以降、約17万個を販売。今年4月に販売を中止し、回収を進めている。

 同センターによると、スーパーのイベントでもらった10代男性が4月、遊んでいた際に円形部分が壊れ、破片が目に当たって全治約1カ月のけがをした。2月にも20代男性が同様に目を負傷。15年には同じ仕組みの別商品で、30代男性が眼球破裂する事故が起きていた。

 同センターが通信販売で50個購入したところ、使用前から割れていたものが複数あった。担当者は「子どもが重いけがをする危険性がある。お祭りなどでもらっても使わないで」と話している。