住宅地の平均変動率で愛知トップ…『大府市』地価上昇の背景に“アクセスの良さ” 子育て世帯からも満足の声

AI要約

愛知県の大府市が地価調査で首位を獲得し、人気が高まっている理由にはアクセスの良さや充実した公共施設が挙げられている。

市民からは名古屋へのアクセスの良さや自然環境の豊かさ、公園や医療施設の充実が評価されている。

市の取り組みによる無料の市民講座や子育て支援の充実も、地域の魅力を高めている。

住宅地の平均変動率で愛知トップ…『大府市』地価上昇の背景に“アクセスの良さ” 子育て世帯からも満足の声

都道府県が土地の価値を調べる「地価調査」の結果が9月17日、公表されました。住宅地の平均変動率は、愛知県では「大府市」が一位となりました。要因には「アクセスの良さ」が上がりましたが、市民からは公園や医療施設が充実していることなどが評価されていました。

9月17日に公表された県の「地価調査」の結果、住宅地の平均変動率で、大府市は県内トップとなりました。2023年から3.5%アップの8.5%です。

大府の地価上昇の理由について専門家は、「名古屋駅周辺の地価が上がっているため、アクセスの良い周辺の市町に人が流れている」といいます。

不動産鑑定士の松原孝文さん:

魅力という意味では交通利便性が一番大きいと思います。農園とかもありますので、自然環境の豊かさもあるだろうと。

大府市の人口は右肩上がりで伸びていて、2004年に7万8462人でしたが、2024年は9万2982人です。

アクセスの良さは大府市民も実感していて「名古屋が近いことと、適度に田舎もある」「名古屋に早く出られるので、暮らしやすい、住みやすい」などの声が聞かれました。

JR大府駅から名古屋駅へは、新快速に乗っておよそ15分です。知多半島道路や伊勢湾岸道のインターチェンジもあり、東西南北どこに向かうのも便利です。

ほかにも、市内93箇所に緑豊かな公園があることや、県内唯一の小児専門医療機関も大府にあることから子育てもしやすい環境です。

大府市内の公民館で9月14日、空手教室が開かれましたが、この教室は「無料」です。講師の派遣にかかる費用は市の予算でまかない、個人の負担はゼロにしています。

2023年は、18歳以下を対象に127の市民講座が開かれ、子供たちが何かを始めるきっかけ作りになりました。

保護者A:

習い事を今後、本格的にやろうかなという判断の基準になるので、無料はすごくうれしいなと思います。

保護者B:

市の取り組みを通して体験できるのは、すごくいいなと思います。

小学生以下の児童を預かる放課後クラブの受け入れ時間は、最大で午後8時までです。当初は午後7時まででしたが、「迎えに間に合わない」という働く保護者の声に応え、時間を延ばしました。

2人の子供を預ける母親:

マックス働けるので助かっています。

1人の子供を預ける母親:

働くお母さん、お父さんに優しい取り組みを考えてくれているのはすごく助かるなと思っていますし、期待しています。

(東海テレビ)