立民代表選インタビュー ④泉健太代表「裏金にレッドカード」 怪獣を助けたウルトラマンに感涙「正義は優しい…そして勝つ!」

AI要約

立憲民主党現代表の泉健太氏が再選を狙う代表選で、正義を示すことを誓い、自民党打倒を目指す姿勢を示す。

ウルトラマンのエピソードを引用し、正義や優しさを強調する泉氏。自身の強みや印象に残った言葉も語る。

プロフィールや政治活動を振り返りつつ、今後の目標を語る泉氏。自己ベストを追求し、代表2期目の座を目指す決意を示す。

立民代表選インタビュー ④泉健太代表「裏金にレッドカード」 怪獣を助けたウルトラマンに感涙「正義は優しい…そして勝つ!」

立憲民主党の現代表、泉健太氏(50)が23日投開票の代表選で再選を狙う。このほどスポーツ紙合同インタビューに応じ、「正しいことを言っていても負け続ける政治は嫌だ。総理になって、正義は勝つということを示したい」と打倒自民を誓った。

目指すはウルトラマン?! 1966~67年に放送された伝説の特撮ドラマ「ウルトラマン」の第35話「怪獣墓場」が特に好きだという。「正義は優しい、と泣いた覚えがありますよ」。

宇宙空間の〝怪獣墓場〟から地球に落下してきてしまった亡霊怪獣シーボーズ。地球を攻撃するつもりはなく、科学特捜隊の攻撃を受けても墓場に戻りたがって泣いたりする優しい怪獣だ。それに気付いた科特隊とウルトラマンは宇宙空間へ戻してあげようと悪戦苦闘の末、最後はロケットに抱かせて戻し、シーボーズの願いをかなえる-。

このあらすじを記者に熱っぽく説明すると、「何も悪いことはしないのに世の中からいわれなき攻撃を受けてしまう理不尽さ、それにウルトラマンが気付いて救ってあげる話に感動しました」と明かした。

「正義」「正しいこと」といった表現を、ストレートにアピールする。口調はあくまでも明るく、さわやか。自身の〝強み〟を問うと「若さ、行動力、明るさ、チームワーク、仲間を大切にすること」と次々と列挙。「学生時代から野球をやってきたこともあるけど、相手チームのルール違反は許せない」と強く言い切る。「裏金にレッドカード! ということでカード作ってきましたから」と、サッカーの審判風のシャツ姿で記者を前にカードを掲げてみせた。

最近印象に残ったこととして、パリパラリンピック日本選手団のスローガン「挑め、自分史上最強。」という言葉を挙げた。「メダルうんぬんよりも、自己ベストを目指そうとすることが尊い。大事な考え方だなと」。泉氏史上最強へ、まずは代表2期目の座を勝ち取る。

■泉 健太(いずみ・けんた)1974(昭和49)年7月29日生まれ、50歳。札幌市出身。札幌開成高では野球部。立命館大法学部卒業後、参院議員秘書を経て2003年衆院選で民主党から出馬し初当選。現在は京都3区で当選8回。希望の党、国民民主党などを経て立憲民主党に参加し、21年代表選に勝って代表就任。好きなプロ野球チームは北海道出身ながら「兄の影響で」中日。趣味はDIY。