立憲代表選「野田・小沢ツーショット」に陣営警戒 写真付きで「切り抜かれるという現実を肝に銘じます」

AI要約

立憲民主党代表選において、泉健太代表が野田佳彦元首相との戦いで構想を引用し、緊張感が漂う空中戦が展開されている。

泉氏は野田氏の戦法に疑問を呈し、自らが持つ政策や資源を重要視していることを示唆している。

また、自らの立候補に自信を持ち、党再生に取り組んでいることを強調している。

立憲代表選「野田・小沢ツーショット」に陣営警戒 写真付きで「切り抜かれるという現実を肝に銘じます」

 立憲民主党の代表選(9月7日告示、23日投開票)で、「空中戦」の様相だ。立候補している泉健太代表が2024年9月13日、Xで野田佳彦元首相の決起集会の様子を伝えるネット記事を引用したところ、野田陣営からは、記事掲載の写真よりも「引き」の写真つきで、写真の「切り抜き」を指摘する声があがった。記事についていた写真は、野田氏を支援する小沢一郎衆院議員と野田氏のツーショット。二人の距離の近さを強調されることに警戒している可能性もある。

■小渕恵三氏の「ビルの谷間のラーメン屋」再び

 泉氏は13日、東スポWEBが報じた「野田佳彦氏 立憲代表選勝利を目指し小沢氏と〝頑張ろう〟コール『恩讐を超えて政権を取りにいく』」との記事を引用し、野田氏について「さすがは元総理の陣営」とつづった。

 引用された記事のトップ写真になったのは、野田氏が小沢氏と並び、拳を突き上げる様子を写した写真だ。12日に国会内で開いた決起集会で撮影されたもので、両氏はともに「頑張ろう」コールを連呼したという。

 泉氏は続けて「しかし過去、トップの『〇〇力』で総選挙を戦えたか。私たちは過去の歴史で学んでいるはず」と野田氏の戦法に疑問をつづり、「全国の仲間に、『人へ 未来へ まっとうな政治へ』の各種政策と資金。私は戦える政策・資源を届け続けてきた。それこそが最重要ではないか!」とした。

 泉氏は11日にも、Xで「次の代表にふさわしいのは誰?」とのNHKの世論調査で、自身が野田氏・枝野幸男氏に次ぐ3位だったことに触れ、「世論調査、2巨頭がすごい。評論家には『君はビルの谷間のラーメン屋』と言われた」。

 厳しい状況にあることは承知しているとしつつ、「しかしこの3年の党再生を見てもらいたい。代表選の討論を見てもらいたい。地方を、女性を、若者を大事にしてきた。必ず逆転する!」と決意を新たにしていた。

 「ビルの谷間のラーメン屋」は、小渕恵三元首相が衆院旧群馬3区で中曽根康弘元首相、福田赳夫元首相ら大物議員と争った「上州戦争」の際に、自嘲して語られたフレーズだ。