特殊詐欺、電話機で防げ 京都市に500台贈呈 防犯機能も
AI要約
ニシムラ株式会社が市に特殊詐欺被害防止のため500台の防犯機能付き電話機を寄付
電話機は通話を録音できる機能を持ち、高齢者向けに提供される
同社は過去に防犯カメラの寄付も行っており、地域貢献活動を続けている
特殊詐欺の被害を防ぐ効果があるとされる防犯機能付き電話機５００台を、電気設備資材卸のニシムラ株式会社（京都市南区）が１０日、市に寄付した。２０２３年は２００台を寄付し、市が希望する高齢者を募ったところ１１５０人に上り、抽選となったため、引き続き申し出た。
防犯機能付き電話機は、電話をかけてきた相手に「録音しています」とアナウンスし、実際に通話を録音することができる。同社は１９３０年創業。９０周年を機に、４代目の蔵岡仁史社長（４４）が「地域に恩返しを」と市に相談し、扱っている機器の寄付を始めた。初年の２１年と翌２２年は防犯カメラを５０台ずつ市に贈り、市内の保育施設や幼稚園などに設置された。
市役所で１０日、蔵岡社長は「安心安全な町づくりにご活用いただきたい」とあいさつ。市は９月中に電話機希望の受け付け要項をまとめ、「京都市情報館」のサイトで公開する。【南陽子】
