「そんなわけねえだろ」高市早苗氏、国会議員の手取りは「20~30万円」発言に異論噴出「下級国民をばかにしてる」“裏金” 擁護の危険性

AI要約

9月12日に告示された自民党総裁選。高市早苗経済安全保障相の所見発表演説で、政治資金と議員の給料についての発言が物議を醸している。

高市氏は政党交付金や議員の手取りについて語り、国民からの異論が続出している。

高市氏は「裏金議員」としても知られ、不透明な政治資金に対する国民の不信感を助長している。

「そんなわけねえだろ」高市早苗氏、国会議員の手取りは「20~30万円」発言に異論噴出「下級国民をばかにしてる」“裏金” 擁護の危険性

 9月12日に告示され、27日の投開票に向けて15日間の選挙戦が火蓋を切った自民党総裁選。そんななか、12日に党本部で9名の候補者による所見発表演説会がおこなわれ、その模様はNHKでも生中継された。

「政治とカネ」の問題が最大の焦点とされるなか、トップバッターで演説をおこなった高市早苗経済安保相は、演説のなかで議員の給料について言及。そこで語った内容に、X上で異論が噴出している。

「高市氏は、政治資金について『それぞれが4000万円の政党交付金をすべて受け取っているわけじゃありません。ごく一部が交付されますけれど、最低限の政治活動をすると、パーティーなどを開かずにするのではちょっと足りない。それが現実だと思います』と政党交付金について言及。

 さらに、国会議員の手取りについて、『多くの方々から言われます。“国会議員はたくさん歳費をもらっていて、ええ生活してるんやろ” って。でも、大方の同僚議員のみなさまは、たいがい手取り30万円台だと思います』と発言しました。

 続けて、『少ない方、議員連盟にたくさん入っていらっしゃる方だと20万円台』と語ったのです」(政治担当記者)

 しかし、この高市氏の発言を額面どおりに受け取る国民は少ないようで、X上には、

《そんなわけねえだろ》

《年収2000万円超で月の手取りが20万~30万? 計算が合わない。一般に言う手取りとは意味合いが違う感》

《下級国民をばかにしてるのかと 住宅手当もなく、出張交通費も自腹、会社の会食も自腹、必要な経費は全額でずに自腹を切る会社がたくさんある そういう人たちの方が多いんだぞ》

 といった声のほか、

《その代わりパーティー無制限で裏金やり放題が条件となります》

《裏金と経費で一億くらいは使えそう》

 など、異論が噴出した。

「今回、自民党総裁選に立候補した9名のなかで、推薦人20人にもっとも “裏金議員” が多いのが高市氏です。内訳は高市氏が『13人』と最多で、次に多かった加藤勝信元官房長官の4人を大きく上回っています。このあたりも、国民に不信感を抱かせる要因になっているのは否めません。

 政治活動にお金がかかるのは事実でしょうが、高市さんが話すと “裏金議員” の擁護に聞こえてしまう人も多いでしょう。高市氏は今回の総裁選出馬にあたって、『サナエあれば、憂いなし』というキャッチフレーズを掲げていますが、これも悪い冗談にしか聞こえないと思う人が多いのではないでしょうか」(同)

 国民が憂いているのは政治資金の不透明さなのだが……。