燃料デブリの試験的な取り出しで装置の先端が格納容器の内部に到達 東京電力
福島第一原発で続いている燃料デブリの取り出し作業において、東京電力は装置の先端が格納容器の内部に到達したことを明らかにした。
取り出し装置が進行中であり、作業は順調に進んでいる。デブリ回収までには2週間以上かかる見通し。
福島第一原発で続いている溶け落ちた核燃料=燃料デブリの試験的な取り出しについて、東京電力はきのう、装置の先端が格納容器の内部に到達したと明らかにしました。
東電は今月10日に福島第一原発2号機で燃料デブリの取り出しに着手した際の映像をきのう、初めて公開しました。
取り出し装置は、格納容器につながる配管の中を進んでいて、きのう、先端の90センチが格納容器の中に到達したということです。
きょうも午前6時半から、装置をさらに奥に進める作業をつづけていて、東電によりますと、装置を3メートル50センチ進める予定だということです。
デブリを回収するまでには、2週間以上かかる見通しです。