家計消費、7月は3か月ぶり増も……「食費」は減 東大が授業料UP 免除の年収、600万円以下で十分?【#みんなのギモン】

AI要約

7月に家計が消費した金額は、去年同月より実質0.1%増えました。賃金上昇や物価高が影響しています。また、東京大学の授業料値上げによる懸念もあります。

家計支出の増加要因は、パック旅行費やテレビ・パソコンなどの購入費、住宅の設備修繕費などが挙げられます。これらの増加はボーナスアップや外部要因が影響している可能性があります。

最近の家計動向は、賃金や物価の変動により影響を受けつつも、消費行動の変化や大型イベントにも左右されていることが分かります。

家計消費、7月は3か月ぶり増も……「食費」は減 東大が授業料UP 免除の年収、600万円以下で十分?【#みんなのギモン】

7月に家計が消費した金額は、去年同月より実質0.1%増えました。内訳を見ると、賃金上昇や物価高といった背景が見えてきます。一方、教育費をめぐって注目なのが東京大学の授業料の値上げです。学べる機会の喪失につながらないかなど、懸念もあります。

そこで今回の#みんなのギモンでは、「家計の支出増減…教育費は?」をテーマに、次の2つのポイントを中心に解説します。

●家計の支出 増えたのは?

●東大の授業料 なぜ値上げ

加納美也子・日本テレビ解説委員

「ひと月に、自分の世帯でどれくらい使っているか分かりますか?」

桐谷美玲キャスター

「キャッシュレス決済や電子マネーも使っているので、きちんとは把握できていないですね」

加納解説委員

「どんぶり勘定になりがちなところがありますよね。総務省が発表した家計調査について見ていきます。2人以上の世帯が今年7月に消費した金額は29万931円でした。去年の同じ月よりも実質0.1%増。3か月ぶりの増加となりました」

「対前年同月の名目増減率で内訳を見ると、去年に比べて77.9%と大きく増加したのが『パック旅行費』です。賃金上昇の流れでボーナスが増えて、旅行マインドが高まった可能性があるということです」

「他にも、64.4%の増加となったのが『テレビ・パソコンなどの購入費』でした。こちらもボーナスアップの影響もありそうですが、大きかったのはパリオリンピックが開催されたことだそうです」

鈴江奈々アナウンサー

「オリンピックイヤーはテレビが売れると言われてきました。視聴習慣も大分変わってきているので、変化しているのかなとも思いましたが、うれしいですね」

加納解説委員

「その他、大きく上昇したのが『住宅の設備修繕費』で34.6%増です。外壁やキッチンのリフォームが当てはまります。住宅が高いので、買うよりも直す方針にした人がいた可能性もあるそうです」

森圭介アナウンサー

「資材も高騰し人件費も高まっていますから、そういった数字も含まれるのかもしれないですね」