# 災害復旧

バラバラになった10万個の石を35年かけて積み直す…熊本城で行われている「史上最大の復旧作業」のすさまじさ
4時間前

バラバラになった10万個の石を35年かけて積み直す…熊本城で行われている「史上最大の復旧作業」のすさまじさ

2016年の熊本地震による大きな被害を受けた熊本城は、いまでも復旧工事が続いている。歴史評論家で城郭に詳しい香原斗志さんは「すべてが復旧するのは2052年度、さらに往時の姿への復元整備が完了するのはさらにその先の予定だ」という――。■熊本城の修復工事が、ほかの城郭に与える影響

「故郷を活気づける」川辺に灯籠の光 九州北部豪雨から7年
20時間前

「故郷を活気づける」川辺に灯籠の光 九州北部豪雨から7年

 記録的な大雨で福岡、大分両県で関連死を含めて40人が亡くなり、2人が行方不明となった2017年の九州北部豪雨から、5日で7年を迎えた。 死者、行方不明者が35人に及んだ福岡県朝倉市では夜に、犠牲者を悼む42個の紙灯籠(とうろう)が筑後川のほとりでともされた。企画した、まちの復興

能登地震の隆起海底に新施設も 漁港復旧へ水産庁検討会
21時間前

能登地震の隆起海底に新施設も 漁港復旧へ水産庁検討会

 能登半島地震で被災した石川県の漁港復旧を話し合う水産庁の検討会は5日、金沢市で会合を開き、復旧策の方向性を取りまとめた。海底が大きく隆起した漁港の早期再開に向けて、隆起部分の掘り込みや仮設桟橋の設置などの応急策を提示。本格復旧では、隆起部分で漁港施設を整備したり、隣接地に施設を造ったりする選

九州北部豪雨から7年 復旧進んだが消えた集落 住民つながり課題
2024.07.05

九州北部豪雨から7年 復旧進んだが消えた集落 住民つながり課題

 記録的な大雨で福岡、大分両県で関連死を含めて40人が亡くなり、2人が行方不明となった2017年の九州北部豪雨から、5日で7年を迎えた。 死者、行方不明者が35人に及んだ福岡県朝倉市では午前10時、市内全域で追悼のサイレンが鳴り響いた。市役所では半旗が掲げられ、林裕二市長ら職員約

台湾東部沖地震3カ月 花蓮の太魯閣渓谷、年末に一部再開も…観光復興の道のり長く
2024.07.03

台湾東部沖地震3カ月 花蓮の太魯閣渓谷、年末に一部再開も…観光復興の道のり長く

死者18人、行方不明者3人を出した台湾東部沖地震の発生から3日で3カ月を迎えた。被災地の東部、花蓮県では景勝地の太魯閣(タロコ)渓谷が閉鎖され、主要産業の観光が大きな打撃を受けている。年末には渓谷の一部が再開放される見通しで、客足に回復の兆しもあるが、復興の道のりは長そうだ。■G

【熱海土石流】遺族の問いかけに鈴木知事はうなずくだけで無言 「何も始まっていない」 発生から3年
2024.07.03

【熱海土石流】遺族の問いかけに鈴木知事はうなずくだけで無言 「何も始まっていない」 発生から3年

熱海市伊豆山を襲った土石流災害は7月3日で発生からちょうど3年となり、被災地では追悼式が行われました。関連死も含めて28人が犠牲となったこの災害をめぐっては、復旧・復興の遅れが指摘されていて、取材に応じた熱海市の斉藤栄 市長は「否めないと思う」と認めた上で、理由について「用地の買

平和公園の折れた国旗ポール撤去作業始まる 木製ポールは金属部分が腐食 新しいポールはアルミ製 「原爆の日」に間に合うよう今月中に新設へ
2024.07.03

平和公園の折れた国旗ポール撤去作業始まる 木製ポールは金属部分が腐食 新しいポールはアルミ製 「原爆の日」に間に合うよう今月中に新設へ

去年11月、広島市の平和公園で、国旗を掲げるポールが強風で折れました。この折れたポールを撤去する作業が3日、始まりました。平和公園の原爆慰霊碑横にある国旗を掲げるポールは、去年11月28日、強風で先端部分が折れました。3日は折れたポールの撤去作業が始まりました。

「奇跡のぶなしめじ」なるか 能登半島地震で生き残った菌床、うまみ成分が通常の1.5倍に 試験重ね販売目指す
2024.07.03

「奇跡のぶなしめじ」なるか 能登半島地震で生き残った菌床、うまみ成分が通常の1.5倍に 試験重ね販売目指す

 カットブナシメジ生産大手のミスズライフ(長野県飯綱町)が、能登半島地震で被災した能登工場(石川県穴水町)で生き残ったブナシメジ菌床の「復活プロジェクト」を進めている。栽培瓶が倒れるなどの被害を受けたが、菌糸が死滅しなかった菌床もあり、被災に伴って通常より大幅に長く培養された結果、キノコのうま

岸田首相は誰に寄り添っている? 能登半島被災者施設視察は「7分」、経団連関係者との会食は「2時間半」
2024.07.03

岸田首相は誰に寄り添っている? 能登半島被災者施設視察は「7分」、経団連関係者との会食は「2時間半」

「政府・地元が一体となって被災者に寄り添い、生活と生業をしっかり支えていく息の長い取組を続けてまいります」 今年1月末。岸田文雄首相(66)は施政方針演説で、元日に発生した能登半島沖地震の復旧、復興に向けてこう声を張り上げていた。 あれから半年経ち、今も避難所生活を

線状降水帯による浸水被害から10カ月 福島県唯一の国宝・白水阿弥陀堂 庭園の観覧を再開
2024.07.02

線状降水帯による浸水被害から10カ月 福島県唯一の国宝・白水阿弥陀堂 庭園の観覧を再開

2023年の大雨で被害を受けた、福島県唯一の国宝建造物・白水阿弥陀堂。庭園一帯が冠水し、本堂も床上浸水するなど甚大な被害に見舞われた。10カ月の復旧作業を経て、2024年7月2日に庭園の観覧がようやく再開した。2日は白水阿弥陀堂には庭園の美しさを楽しもうと、午前中から多くの人が訪

古座消防署 高台に移転 来年6月の完成目指す、和歌山県串本町
2024.07.02

古座消防署 高台に移転 来年6月の完成目指す、和歌山県串本町

 和歌山県串本町は、津波の被害が想定される同町古座の町消防本部古座消防署を高台の同町上野山に移転する。27日閉会の町議会で工事請負契約が可決され、来年6月末の完成を目指し工事を進める。開所は2026年4月を予定している。■海抜76メートルの上野山に 国道42号沿いに

世界遺産・白神山地「暗門の滝」に続く歩道が川に流され10か所以上崩れる 6月30日夜からの大雨の影響 青森県西目屋村
2024.07.02

世界遺産・白神山地「暗門の滝」に続く歩道が川に流され10か所以上崩れる 6月30日夜からの大雨の影響 青森県西目屋村

6月30日の夜から降った大雨の影響で、世界遺産・白神山地の暗門の滝に続く歩道が流されていたことが分かりました。村は、夏休みの観光シーズンに入る2週間後には通行を再開させたいとしています。通行止めとなっているのは、青森県西目屋村の暗門の滝をめぐる約2kmの歩道、「暗門渓谷ルート」で

「楽しみにしていた」豪雨災害で被災の国宝・白水阿弥陀堂 庭園が10か月ぶりに再開 福島・いわき市
2024.07.02

「楽しみにしていた」豪雨災害で被災の国宝・白水阿弥陀堂 庭園が10か月ぶりに再開 福島・いわき市

去年の台風13号に伴う豪雨災害で被災した福島県いわき市の国宝・白水阿弥陀堂(しらみずあみだどう)の庭園の修復が終わり、2日から再開しました。いわき市の白水阿弥陀堂は、去年9月の豪雨で「浄土式」と呼ばれる庭園全体が冠水し、大きな被害を受けました。その復旧工事が、完了したことから、一

能登地震被災者、元の生活「戻るまで10年超」「戻らないと思う」が計3割超…読売アンケート
2024.07.01

能登地震被災者、元の生活「戻るまで10年超」「戻らないと思う」が計3割超…読売アンケート

 能登半島地震の発生から1日で半年となった。読売新聞が被災者にアンケート調査を実施し、被災前の生活に戻るまでの時間について尋ねたところ、「10年超」「戻らないと思う」と回答した人が合わせて3割を超えた。発生1か月の時点で行った前回調査の約1・5倍に増えており、生活再建の展望を持てない被災者の実

能登半島地震で携帯電話網の早期復旧に苦戦…通信各社、最新設備導入や連携強化に取り組む
2024.07.01

能登半島地震で携帯電話網の早期復旧に苦戦…通信各社、最新設備導入や連携強化に取り組む

元日の能登半島地震では通信インフラも大きな被害を受けた。道路の寸断や停電の長期化を受け、通信各社は携帯電話通信網の早期復旧に苦戦。一方で新たなノウハウも蓄積されたという。地震は1日で半年。各社は最新設備の導入や開発を進め、災害復旧の迅速化に取り組んでいる。「これまでさまざまな災害

輪島朝市の焼き尽くしは道路を飛び越えた「飛び火」か…メディア初公開のシミュレーションで独自検証 能登半島地震から半年
2024.07.01

輪島朝市の焼き尽くしは道路を飛び越えた「飛び火」か…メディア初公開のシミュレーションで独自検証 能登半島地震から半年

きょう7月1日で能登半島地震から半年。現地にいる「イット!」青井実キャスターが伝える。石川・輪島市の輪島朝市を元日に襲った大規模火災では240棟が焼失した。1カ所から出た火の手が、なぜ約5万平方メートルという広大な被害に拡大したのか。イッ

能登半島地震から半年 液状化で傾いた電柱や家 復旧手つかずの区域は 富山・氷見市/高岡市
2024.07.01

能登半島地震から半年 液状化で傾いた電柱や家 復旧手つかずの区域は 富山・氷見市/高岡市

能登半島地震から7月1日で半年となりました。地震で損壊した住宅の公費解体など復旧が進められる一方、富山県西部の液状化した地区では、手つかずの区域もあります。川縁記者:「地震から半年がたった(富山県)氷見市北大町では建物の解体作業がきょうも急ピッチで行なわれています」

災害ごみ総量244万トン、さらに増加も…能登復興に影 隆起で使用できぬ港なお多数
2024.07.01

災害ごみ総量244万トン、さらに増加も…能登復興に影 隆起で使用できぬ港なお多数

能登半島地震は7月1日で発生から半年。被災地は着実に復興に向かっているが、山積みになった災害ごみの処理や被害が大きかった道路、隆起や津波によって再開のめどが立たない漁港など、復旧の見通しが不透明な課題は多い。地震の規模や人口などに違いがあるため、これまでの大規模災害と単純比較はできないものの、

犠牲者281人、傷癒えず 仮設暮らし1.7万人 能登地震、きょう半年
2024.07.01

犠牲者281人、傷癒えず 仮設暮らし1.7万人 能登地震、きょう半年

 能登半島地震の発生から1日で半年を迎えた。 地震による犠牲者は281人で、平成以降の地震災害では東日本大震災、阪神・淡路大震災に次ぐ規模となった。インフラ復旧や避難所解消が徐々に進む一方、倒壊家屋の大半はほぼ手つかずの状態で、災害の傷痕は癒えないままだ。 犠牲者の

【交通・乗り物NEWS】被災から2年 運休が続くJR米坂線の未来は 廃線となった県外の路線を通じて考える 《新潟》
2024.06.30

【交通・乗り物NEWS】被災から2年 運休が続くJR米坂線の未来は 廃線となった県外の路線を通じて考える 《新潟》

おととしの豪雨で被災し、一部区間で運休が続くJR米坂線。JRは「単独での復旧」は難しいとの考えを示しました。復旧後も利用者の増加が見込めない厳しい現実があります。赤字路線が全国で課題となる中、廃線となった路線を通じて米坂線の将来を考えます。新潟県の北部