阪神日本一で号泣、目標は「鉄の女」サッチャー氏 総裁選出馬の高市早苗氏

AI要約

高市早苗氏は神戸大卒業後、政治家として活躍。政策通で勉強家だが仲間作りが苦手。出馬会見では風通しの良い官邸作りを提案。

幼少期は書道教室に通い、音楽に興味を持つ。大の阪神ファンで感動を共有する情熱家。目標は英国のサッチャー氏。

将来の日本初の女性首相になる可能性に期待が寄せられる高市早苗氏。

阪神日本一で号泣、目標は「鉄の女」サッチャー氏 総裁選出馬の高市早苗氏

9日に自民党総裁選への出馬を表明した高市早苗経済安全保障担当相は神戸大を卒業後、政界に多くの人材を送り出してきた「松下政経塾」や民放キャスターなどを経て、平成5年に無所属で初当選。8年に自民入りした。政策通として知られ、女性として初めて党政調会長に就任。総務相としての在任期間は歴代最長だ。

大量の資料を持ち帰って深夜まで読み込む勉強家で、答弁能力に定評がある。一方で仲間作りに必要な人付き合いは不得手だ。

出馬を表明した9日の会見では風通しの良い首相官邸作りに意欲を示しつつ、「性格は変わらない。はっきりいって働き蜂だ。酒は大好きだが、人と食事をしたり、酒を飲んだりしている時間があったら仕事をしたい」と語った。

子供の頃は書道教室に通い、書道の先生にあこがれたが、「字はとても下手」。自宅の隣に住んでいた音大生からレコードをもらったことがきっかけで、小学生の頃からロックに心酔。神戸大時代には軽音楽部でヘビーメタルバンドのドラムを担当した。

政界きっての熱烈な阪神タイガースファンでもある。昨年、阪神が38年ぶりの日本一になった際は感動のあまり号泣した。

目標とする政治家は「鉄の女」と呼ばれた英国初の女性首相、故サッチャー氏。「大変な抵抗がある政策も信念を持って成し遂げた姿勢」を尊敬しているという。自身も日本初の女性首相となれるか。(長橋和之)