札幌市、カスハラ対策で基本方針 膠着状態30分目安に対応中止も

AI要約

札幌市は、カスタマーハラスメントから職員を守るための基本方針を策定し、具体的な対策を定めた。

基本方針ではカスハラを明確に定義し、職員向けのマニュアルも作成された。

マニュアルでは九つの類型ごとに判断基準や対応例が示されている。

札幌市、カスハラ対策で基本方針 膠着状態30分目安に対応中止も

 札幌市は4日までに、カスタマーハラスメント(カスハラ)から職員を守るため、定義や対策を示した基本方針を策定し、ホームページで公表した。職員向けの内部マニュアルもつくり、場合により告知の上で会話を録音したり、膠着状態になってから30分を目安に対応を中止したりするなど、より具体的な対策を定めた。

 基本方針では、行政サービス利用者らからのクレームや言動で、職員の勤務環境が害されるものをカスハラと定義。該当例として、市側に瑕疵や過失がない場合や、威圧的な言動といった手段が不相当な場合などを挙げた。

 職員向けマニュアルでは、九つの類型ごとに判断基準や対応例を示しているという。