「奄美大島のマングースは根絶された」環境省が宣言 国などは約36億円をかけ約3万2000匹を捕獲

AI要約

環境省は鹿児島県の奄美大島で捕獲を続けてきたマングースの根絶を宣言しました。

1979年に放たれたマングースはアマミノクロウサギなどの希少な固有種を捕食し、問題となっていました。

36億円をかけて3万2000匹を捕獲し、環境省はこの6年間に捕獲はなく、マングースは根絶されたと宣言しました。

「奄美大島のマングースは根絶された」環境省が宣言 国などは約36億円をかけ約3万2000匹を捕獲

環境省はきょう、鹿児島県の奄美大島で捕獲を続けてきたマングースの根絶を宣言しました。

鹿児島県・奄美大島では、1979年に毒蛇のハブを捕食することを目的におよそ30匹のマングースが放たれました。しかし、昼に活動するマングースは夜行性のハブには向かわず、アマミノクロウサギなど希少な固有種を捕食し、問題となっていました。

国などは1993年以降、およそ36億円をかけ3万2000匹あまりを捕獲。環境省はきょう、この6年間に捕獲はなく、「奄美大島のマングースは根絶された」と宣言しました。

環境省によりますと、45年前にどの機関が何を根拠にマングースを放ったかについて正式な記録はありません。