秋の訪れ告げる哀愁の調べ 「おわら風の盆」始まる

AI要約

富山市八尾町で始まった「おわら風の盆」は、胡弓や三味線の哀愁を帯びた調べに合わせて男女が編み笠を被りながら優雅に舞う伝統行事である。

この行事は江戸時代から約300年続き、収穫前の稲が風水害に遭わず、豊作になるように祈願する意味が込められている。

今年は台風10号の影響で中止の可能性があったが、初日は予定通り開催された。

 胡弓や三味線の哀愁を帯びた調べに合わせ、編み笠を目深にかぶった男女が優雅に舞う「おわら風の盆」が1日、富山市八尾町で始まった。3日まで。

 江戸時代から約300年続く伝統行事で、台風到来の時季に収穫前の稲が風水害に遭わず、豊作になるようにという願いが込められている。

 今年は台風10号の影響で中止も心配されたが、初日は予定通り開催された。