ニキビは潰してもいい?…放っておいたら命取り!?危険な「できもの」原因と見分け方

AI要約

「できもの」にはさまざまな種類があり、命に関わる危険なものもある。早期治療や再発予防のために、正しい対処法を知ることが重要。

ニキビは自分で潰すと炎症を引き起こす可能性があるため、皮膚科を受診することが推奨される。

脂漏性角化症(老人性イボ)は紫外線や摩擦が原因とされ、治療法として炭酸ガスレーザーなどが使われる。

ニキビは潰してもいい?…放っておいたら命取り!?危険な「できもの」原因と見分け方

身近な健康問題とその改善法を、様々なテーマで紹介する番組『健康カプセル!ゲンキの時間』。

メインMCに石丸幹二さん、サブMCは坂下千里子さんです。

ドクターは、

はなふさ皮膚科 理事長 花房火月先生

はなふさ皮膚科 新座院 院長 医学博士 清澤智晴先生

の2名です。

今回のテーマは「~放っておいたら命取り!?~危険な"できもの"の見分け方」

身体に気になる「できもの」はありませんか?「できもの」には多くの種類があり、なかには命に関わる危険なものもあるそうです。そのため、正体を見極めて正しい対処をする事が早期治癒や再発予防につながるのだとか。そこで今回は、「できもの」ができる原因や危険な「できもの」の見分け方などを専門医に教えてもらいました。

<できものとは?>

できものとは、腫瘍や細菌感染による腫れなどを総称したもの。ニキビ・イボ・皮膚がんなども含み、皮膚の表面や内側などさまざまな部位に出現します。痛みやかゆみなどの自覚症状がない場合も多いそうです。

<ニキビは潰してもいい?>

ニキビは、皮脂や古くなった角質で毛穴が詰まり、細菌などが増殖して発症するそうです。自分で潰すと皮膚の下で細菌が広がり、複雑な炎症が起きてしまう場合もあるので自分で潰さず皮膚科を受診しましょう。

<脂漏性角化症(老人性イボ)について>

脂漏性角化症(老人性イボ)とは、身体のあらゆる所にできるイボの一種。大きさは数mm~2cm程度で、肌色や黒褐色など色・大きさはさまざま。老人性と名がつくものの、30代頃から発症し加齢とともに増加するのだとか。良性の腫瘍のため放置しても問題はないそうですが、年々大きくなる事もあるそうです。

<脂漏性角化症(老人性イボ)の原因>

脂漏性角化症(老人性イボ)の原因の1つが、長年の紫外線による皮膚細胞へのダメージ。そもそも皮膚は3層で出来ており、表皮はさらに4つの層に分かれています。紫外線を浴びると、表皮層にある角化細胞がダメージを受け異常化し増殖。さらに、皮膚を守るメラニンをより多く作るよう指令も出すため、皮膚が盛り上がり黒ずんでしまうそうです。紫外線が当たりやすい顔などに発症しやすく、1つではなく複数できるケースも多いのだとか。また、摩擦による影響も考えられるそうで洋服の襟が当たる首元にもできやすいそうです。

<脂漏性角化症(老人性イボ)の治療法>

脂漏性角化症(老人性イボ)の治療法には、電気メスや炭酸ガスレーザーなどがあるそうです。炭酸ガスレーザーは、レーザーの熱でイボの水分を蒸散させ除去する治療法。治療時間は約5分。ほとんど痛みはなくイボを取ることができるそうです。(※基本的に保険適用外。詳しくは皮膚科へご相談ください)