小泉進次郎が首相になったら「日本、終わるんじゃないかと思います」…自民党で噂される、10人の総裁候補《本当の評価》

AI要約

アメリカのカマラ・ハリス副大統領が民主党大会で訴えた中間層強化の目標。

ハリス陣営の政策はバイデン政権時代のものを踏襲。

日本の自民党総裁選挙についての現状と展望。

小泉進次郎が首相になったら「日本、終わるんじゃないかと思います」…自民党で噂される、10人の総裁候補《本当の評価》

「私の目標は、強い中間層をつくることだ」

これは、8月22日、アメリカのカマラ・ハリス副大統領(59)が、大統領候補として臨んだ民主党大会で最も熱く訴えた言葉だ。

場所は、アメリカ中西部、イリノイ州シカゴ。ハリス氏は、全米から集まった2万人の代議員や関係者を前に、「分断と決別し、前に進むため新たな道を切り開く」と強調した。

ハリス陣営の政策を見れば、分断との決別も、中間層への支援や物価の安定も、そのほとんどがバイデン政権時代を踏襲したもので、真新しさは全く感じない。

しかし、筆者は、ハリス氏の大統領候補指名受諾演説をテレビ中継で見ながら、「この熱量、この姿勢こそ、次期自民党総裁、ひいては日本の首相に必要なものだ」と強く感じた。

その自民党総裁選挙は、小林鷹之前経済安保相(49)、石破茂元幹事長(67)、河野太郎デジタル相(61)をはじめ、林芳正官房長官(63)、小泉進次郎元環境相(43)、高市早苗経済安保相(63)、さらに茂木敏充幹事長(68)、上川陽子外相(71)、齋藤健経済産業相(65)、加藤勝信元厚労相(68)と最大で10人が名乗りを上げそうな状況が続いている。

「意外と言えば失礼だが、茂木さんがかなり(推薦人を)集めていると聞いた。林さんや上川さんに関しては、現役閣僚だから、台風への備えとか外交日程があって出馬表明には至っていないけど、20人は確保できているんじゃないかな。あとは推薦人がうち(旧岸田派)だけという形にしないようにしているというか…」(旧岸田派衆議院議員)

「10人の中では、石破さんと小泉さんが少し抜けているかなと思う。でもね、1回目の投票(自民党所属国会議員367票+地方票367票)で過半数を超える人はいないだろうから、決選投票になって、国会議員票のウエイトが高くなり、2位3位連合とか、それこそ2位4位5位6位連合みたいな動きが出ると、わからないね」(無派閥衆議院議員)

筆者が取材した限りでは、最初に手を上げた「コバホーク」こと小林氏は、真面目すぎる出馬会見が災いして拡がりに欠けている。高市氏も、安倍元首相が支援した前回と比較すれば、保守層をまとめきれていない。

現状で言えば、各メディアが世論調査で示すとおり、国民的人気が高い石破氏と小泉氏が先行し、それを高市氏ら他の候補が追うという構図で、9月12日の告示日(投開票は同27日)を迎えることになりそうだ。