「私の手には負えないから」と病院をたらい回しに…コロナワクチン後遺症の「美人コスプレイヤー」が医師への不満を募らせる理由

AI要約

2021年に始まった新型コロナウイルス騒動について、2022年に開始されたコロナワクチン接種が1回で終わる予定だったが、複数回接種が必要な状況となり、接種後に体調不良を訴える人が続出した。

秋田県在住の美人コスプレイヤーである29歳のまひさんは、2022年にコロナワクチンを接種後に深刻な後遺症を発症し、現在も通院を続けながら生活している。ワクチン後遺症と診断されるまでに何件もの病院をまわり、医師からは異常なしとされてきた。

漢方外来を受診した際、まひさんはワクチン後遺症だと診断され、その言葉を初めて知った。ネットで調べて自身の症状と照らし合わせた結果、ワクチン後遺症だと確信するに至った。

「私の手には負えないから」と病院をたらい回しに…コロナワクチン後遺症の「美人コスプレイヤー」が医師への不満を募らせる理由

第1回【「頭のてっぺんから足のつま先まで蕁麻疹が出て……」秋田県在住「美人コスプレイヤー」が明かす“コロナワクチン後遺症”の現実】からの続き

 2020年から始まった新型コロナウイルス騒動。それを解決する切り札として、2021年に接種が始まったのがコロナワクチンである。政治家をはじめ、感染症の専門家などがテレビに出演し、ワクチン接種を呼び掛けた。ところが、当初は2回で良いと言われていたものが、何回も接種することになった。そして、接種開始の直後からSNS上には体調不良を訴える人が相次いだ。

 秋田県に住む「まひ」さん(29歳)は、高校生の頃からコスプレを楽しんできた女性である。ところが、2022年にコロナワクチンを接種後に深刻な副作用が起こり、現在も後遺症に悩まされながら通院の日々を送っている。仕事にも支障が出始め、長年勤めた職場を退職した。ワクチン後遺症と診断される前、地元の病院を何軒もまわったものの、どこの病院でも医師から「わからない」「異常なし」と言われてきたという。

 筆者はワクチン後遺症に苦しむ人の実態を明らかにすべく、まひさんにインタビューを申し込んだ。今回は、まひさんがワクチン後遺症と診断された経緯と、現在の後遺症の状況について話を聞いた。まひさんは「自分と同じ悩みを抱え、苦しんでいる人がほかにもいるかもしれない。少しでもワクチン後遺症の辛さを知ってもらえれば」と訴える。

(全2回のうち第2回)

――まひさんがワクチン後遺症と診断されたのはいつですか。

まひ:2023年3月に、県内の病院でワクチンの後遺症だと診断されました。漢方外来に行ったら、おじいさんの先生が私を見るなり、「漢方薬は一応出すけれど、あなたはそういう問題じゃないからね」「あなたはワクチン後遺症ってご存じですか」と聞かれたのです。

――それまで、ワクチン後遺症というものについて知っていましたか。

まひ:いいえ。私はワクチン後遺症なんて言葉自体も知らなかったので、それってなんだろうと驚きました。意識したのは、この先生にはっきり言われてからです。ネットで調べてみたら、自分の症状に当てはまることが多すぎて、ああ、自分はワクチン後遺症なんだと確信したんですよ。