米、ファイザーとモデルナのコロナ改良ワクチン承認 秋の接種へ
米FDAはファイザーとモデルナの新型コロナワクチンの改良版を承認し、秋の接種に向け準備を進めている。
改良版ワクチンは変異株「KP.2」を対象とし、数日中に全米で提供される予定。
接種対象は生後6カ月以上の子どもと成人で、KP.2などの関連する変異株に対する感染を防ぐ狙い。
Mariam Sunny Manas Mishra
[22日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は22日、新型コロナウイルスワクチンの秋の接種に向け、ファイザーとモデルナの改良ワクチンを承認した。
両社の改良ワクチンは今年に入り流行していた変異株「KP.2」を対象としている。両社によると、数日中に全米で提供される見通し。
KP.2はもはや主流ではないものの、米国で現在流行している他の変異株と依然として関係しており、当局はKP.2のような関連性のある変異株を標的にすることで、現在の変異株への感染を防ぎたい考えだ。
両社の改良ワクチンは生後6カ月以上の子どもと成人の接種が承認された。
12歳未満は緊急使用の承認となる。
米国では過去3カ月間にコロナに関連した入院や死亡が増加している。ただ、ワクチンの需要はパンデミック(世界的大流行)のピーク時から大幅に減少している。