自民党総裁選序盤 小泉氏・石破氏・高市氏が先行か

AI要約

自民党総裁選挙は3候補が先行。小泉氏が50人を超える支持を集める。

総理のメッセージがシンプルで強い。小泉氏は敵が少ないとの見方。

石破氏も支持を広げ、決選投票でも有利か。高市氏は地方票で1位を目指す。

自民党総裁選序盤 小泉氏・石破氏・高市氏が先行か

 自民党の総裁選挙は、支持拡大に向けて各候補が政策を訴えています。選挙戦序盤では3候補が先行とみられています。

 党内では、小泉さん、石破さん、高市さんの戦いの構図になるとの見方が広がっていて、いまのところ、小泉さんが50人を超える支持を集め先行しています。

「総理のメッセージがシンプルで、そして明確で強い。これは今までにない結果を生むと思います」(小泉氏)

 陣営は「主義主張が強い他のふたりに比べると敵が少ない」と決選投票でも有利だとみています。ただ、「政策を話せない」「まさにワンフレーズ政治だ」と冷ややかな声もあり、いまの支持を守り切れるのか懸念もあります。

 また、「秋の臨時国会さえもたない」と1年後に選挙を控える参議院側の票が石破さんに流れるという見方も出ています。

「派閥が決めたから石破には入れません、ということはなくなるでしょうね」(石破氏)

 陣営幹部は、「小泉は選挙の顔、総理は石破だ」と話すなど、派閥の解消で今回こそはと息巻いています。ただ、議員票は30人程度と広がりに欠けていて「40を取れないと総理は見えない」と票の積み増しを目指します。

「今回何が何でも勝ち抜かなきゃいけません。とにかく地方票で1位を取らせてください」(高市氏)

 一方で、「石破さんと小泉さんは支持層が重なるから決選投票に残るのは高市さんじゃないか」との見方もあります。

 陣営は「議員票では石破さんに負けない」と、決選投票をみすえ態度を決めていない議員へのアプローチを進めています。ただ、「高市さんでは浮動票を取れない」という指摘もあり、保守系以外からも幅広く支持を集められるかが課題です。(ANNニュース)