神奈川県警察署長がパワハラ 気に入らない部下を署長室出入り禁止に

AI要約

神奈川県警が戸部署署長に対し、パワーハラスメント行為を理由に本部長訓戒処分を下したことが判明。

署長は部下に対し禁止行為を繰り返し、職務にも支障をきたしていたため、生活安全課長が休職状態にあると報じられている。

県警監察官室が情報提供を受け、事実関係を調査。適切な措置を実施したと説明している。

神奈川県警察署長がパワハラ 気に入らない部下を署長室出入り禁止に

 部下にパワーハラスメント行為を繰り返していたとして、神奈川県警が戸部署(横浜市西区)署長の50代男性警視正を本部長訓戒の処分としたことが22日、県警関係者への取材で判明した。処分は同日付。懲戒処分でないとして県警は詳細を公表していない。

 複数の県警関係者によると、署長は気に入らない部下に対して署長室への出入りを禁止するなどのパワハラ行為を続けていた。職務にも支障が出ており、署の生活安全課長は体調を崩して休職しているという。署長は3月19日付で相模原市警察部長から着任した。

 情報提供を受けた県警監察官室が事実関係を調査していた。同室は「パワハラ行為の事実関係を確認し、適切に措置を講じた」と説明した。

 戸部署は横浜駅やみなとみらい地区などを中心とした日本有数の繁華街や観光地がある地域を管轄。約300人の署員がいる。【柿崎誠、宮本麻由、横見知佳】