日清食品、小売価格拘束で警告 公取、カップヌードルなど5商品
食品大手「日清食品」が主力商品の小売価格を全国一律に不当に引き上げさせていたため、公正取引委員会が警告。消費者の商品選択の自由が制限された。
対象となった商品は「カップヌードル」や「カレー」「シーフードヌードル」、「日清のどん兵衛きつねうどん」「日清焼そばU.F.O.」。小売店は自由な値引きができなくなった。
公取委はこの行為が「再販売価格の拘束」に当たると判断し、日清食品に警告を出した。
食品大手「日清食品」(大阪市)が、スーパーやドラッグストアなどに対し「カップヌードル」など主力5商品の小売価格を全国一律に不当に引き上げさせていたとして、公正取引委員会は22日、独禁法が禁じる「再販売価格の拘束」に当たるとして警告した。消費者はより安い商品を選択する自由を奪われた形となっていた。
公取委によると、5商品は「カップヌードル」や同シリーズの「カレー」「シーフードヌードル」、「日清のどん兵衛きつねうどん」「日清焼そばU.F.O.」。日清は全国のスーパーやドラッグストアなどで小売価格を引き上げさせ、小売店は自由に安売りができなくなった。