北方領土元島民が洋上慰霊 交流事業中断、3年連続 北海道など

AI要約

北方領土の元島民らが船に乗り、洋上から先祖を供養する「洋上慰霊」が20日、始まった。

北海道や元島民らでつくる千島歯舞諸島居住者連盟などが共同実施するこの慰霊行事は、北方墓参などの四島交流事業が中断する中でも続けられており、今年で3年連続で、9月にかけて計7回実施される。

初日のこの日は元島民やその家族ら計約80人が参加し、交流船「えとぴりか」が根室港を出発し、国後島の沖合に到着して慰霊式が行われた。参加者は祈りを捧げ、祭壇に花を供えている。

 北方領土の元島民らが船に乗り、洋上から先祖を供養する「洋上慰霊」が20日、始まった。

 北方墓参などの四島交流事業が中断する中、北海道や元島民らでつくる千島歯舞諸島居住者連盟などが共同実施。今年で3年連続で、9月にかけて計7回実施される。

 初日のこの日は元島民やその家族ら計約80人が参加。午前9時半ごろ、交流船「えとぴりか」が根室港を出発し、午後1時ごろに国後島の沖合に到着すると慰霊式が行われた。それぞれが手を合わせて祈りをささげ、船上に設置された祭壇に花を供えた。