兵庫県の総務部長が異動 知事への“告発”に対応、7月末から病欠

AI要約

兵庫県の総務部長が病欠から異動となり、県幹部の離脱が相次いでいる

異動により、総務部長の後任や副知事の異動が行われることとなった

斎藤知事の肝いり施策に関連する要職の人事が進む中、動きがある

兵庫県の総務部長が異動 知事への“告発”に対応、7月末から病欠

 斎藤元彦知事がパワーハラスメントや違法行為の疑惑を告発された問題で兵庫県は16日、7月末から病欠していた井ノ本知明・総務部長を総務部付とする人事異動を発表した。県幹部の離脱は片山安孝副知事の辞職(7月31日付)、副知事に次ぐ準特別職の小橋浩一理事の異動に続き3人目となる。

 井ノ本氏は2024年4月に総務部長になり、県庁建て替え問題などを担当。斎藤知事らの告発文書を作成した元西播磨県民局長への調査では、人事を所管する総務部のトップとして「公益通報」の保護対象外とした判断にかかわった。

 異動は19日付。井ノ本氏の後任は有田一成・秘書広報室長。斎藤知事の肝いり施策「若者・Z世代応援施策」の担当だった小橋氏の後任には、斎藤知事の総務省の後輩、稲木宏光・財務部長がそれぞれ昇格した。小橋氏は8月1日付で、本人の希望で総務部付の部長級に降格した。【中尾卓英】