自民小林鷹之氏、保守的な信条、憲法への自衛隊明記にこだわり 経済安保議論を牽引

AI要約

小林鷹之前経済安全保障担当相は自民党総裁選に名乗りを上げ、エリート経歴を持つ元財務官僚である。彼は経済安全保障の重要性に注目し、真の自律を掲げる。保守的な政治信条と地元への熱い思いが垣間見える。

小林鷹之は、学生時代はボート部主将として活躍し、大蔵省での勤務経験や米国留学を経て政界入り。安倍氏とのかけ替えのような環境下で政治活動を開始し、憲法改正に強い意欲を持つ。

地元を大切にする姿勢や家族とのバランスを取る苦悩が伺える小林鷹之は、自身の政治信条やエリート経歴を活かし、自民党内での地道な活動が評価されている。

自民小林鷹之氏、保守的な信条、憲法への自衛隊明記にこだわり 経済安保議論を牽引

自民党総裁選に最初に名乗りを上げた小林鷹之前経済安全保障担当相は自民が野党時代の平成22年、「日本の国力を高めたい」と候補者公募に応じた元財務官僚だ。名前の「小林」と「鷹」(英語でホーク)から「コバタカ」や「コバホーク」と呼ばれる。

開成高から東大に進みボート部主将を務めた。大蔵省(現財務省)在職中に米ハーバード大ケネディ行政大学院に留学し、在米日本大使館にも書記官として出向した。当時、日本は民主党政権に代わったばかり。米軍普天間基地移設を巡る政権の対応に危機感を持ち、自民の谷垣禎一総裁に手紙を書いたことが政界入りのきっかけだ。自民が政権を奪還した24年衆院選で千葉2区から初当選した。

経済安全保障の重要性にいち早く着目し、党内の議論を牽引。19日の記者会見で掲げた「真に自律し、他国の動向に右往左往しない日本」を信念とする。

保守的な政治信条を持つ。安倍晋三元首相が死去する直前、地元・千葉県八千代市で行った講演会で前座を務めた。安倍氏の誘いで会食の約束をしたが、かなわなかった。安倍氏の宿願だった憲法改正に意欲を示し、自衛隊明記にこだわる。

エリート街道を歩んできたが、自身の評価は「政局観がない」。「歩きに勝る選挙はない」とも語り、徹底的に地元を回る。中学生の長女と触れ合う時間も少なく、時にさみしさも感じている。妻は弁護士。身長は186センチ。