京都で五山送り火 お盆に迎えた先祖の霊を送る 「大」「妙法」など

AI要約

お盆の伝統行事「五山送り火」が16日夜、京都市街を囲む山々で行われた。

送り火は、お盆に先祖の霊を送る意味があり、各山では先祖供養や願いがこめられた。

東海道新幹線の計画運休の影響もあり、ホテルオークラ京都ではキャンセルが相次いだ。

京都で五山送り火 お盆に迎えた先祖の霊を送る 「大」「妙法」など

 お盆の伝統行事「五山送り火」が16日夜、京都市街を囲む山々であった。午後8時、京都市左京区の如意ケ嶽(にょいがたけ)で「大」の字が点火された。その後、「妙法」「船形」「左大文字」「鳥居形」の順に文字や図形が浮かび、地元の人たちが手を合わせた。

 送り火には、お盆に迎えた先祖の霊をあの世に送る意味がある。各山では、先祖供養や無病息災などの願いがこめられた護摩木も燃やされた。東海道新幹線の計画運休の影響で、ホテルオークラ京都(同市中京区)では首都圏からの宿泊予定客のキャンセルが相次いだという。(西崎啓太朗)