【甲子園球場100周年】夏の全国高校野球を彩った情熱のドラマ、歴史から学ぶ教訓

AI要約

甲子園球場が2024年に開場100周年を迎える。夏の甲子園での高校野球のドラマが話題になっている。

過去の大会や新型コロナ対策など、甲子園での運営方法に関するさまざまな議論がある。

5つの人気記事を通じて、高校野球のドラマを紹介。

【甲子園球場100周年】夏の全国高校野球を彩った情熱のドラマ、歴史から学ぶ教訓

 全国高校野球選手権大会が開催される『阪神甲子園球場』が2024年に開場100周年を迎えています。夏の甲子園では毎年高校生や指導者たちによる多くのドラマが紡がれてきました。

 また、今年は酷暑対策として、試合を午前と夕方に分けて行う2部制が開幕から3日間に限って導入されたことが話題になりましたが、これまでも新型コロナ対策や、戦時中に開催された“幻の大会”など、運営方法に関してもさまざまな議論を呼んできました。

 今回は、甲子園という舞台を通して高校野球のドラマを描いた人気記事5本を編集部が厳選してお届けします。

<目次>

1:【3大会連続決勝進出】駒大苫小牧を常勝軍団に育て上げた香田監督 栄光と挫折の13年(2023年10月7日)

2:【1勝するのに3年半】下関国際を部員11名の無名校から準優勝に導いた熱血指導者(2022年8月23日)

3:<野球に命をかけた選手に名誉を>「最後まで死力を尽くせ」戦意高揚目的の大会を“幻”にするな(2022年8月16日)

4:【コロナ感染措置に涙をのんだ選手たち】競技や大会問わず部員たちが納得できる共通ルールの整備を(2022年8月10日)

5:【選手が倒れても「クーリングタイムに感謝」】猛暑下の甲子園 メディアが正面から問題提起しない理由(2023年8月11日)

 慶應義塾高校が連覇を狙った仙台育英高校を下して107年ぶりに優勝を飾った第105回全国高校野球選手権大会。両校の見事な戦いを見て、書き残しておかなければと思った一冊がある。2004年から3年にわたり、優勝、優勝、準優勝と、夏の甲子園の主役として君臨した駒大苫小牧高校の栄光と挫折を克明に記録した『勝ちすぎた監督 駒大苫小牧 幻の三連覇』(中村計著、2016年、集英社)だ。

駒苫は04年に史上初めて深紅の大優勝旗を北海道に持ち帰り、05年に史上6校目となる大会連覇を達成。さらに06年にもエース田中将大を擁して3大会連続決勝戦にまで勝ち進み、早稲田実業には引き分け再試合の末、敗れたものの準優勝に輝いた。だが、その栄光の裏側ではさまざまな不祥事が相次ぎ、自壊するように王国が崩壊していった――。

高校野球に与えた駒大苫小牧・香田誉士史監督の教訓(2023年10月7日)