「今日は後攻欲しかった」 全員安打の滋賀学園監督 夏の甲子園

AI要約

滋賀学園が花巻東を5-0で破り、初の3回戦進出を果たした。

山口達也監督は脇本の好投や打線の積極性を称賛し、次も期待感を示した。

守りを重視しつつも全員安打の活躍など、チームがバランスよく戦っている様子が伝えられた。

「今日は後攻欲しかった」 全員安打の滋賀学園監督 夏の甲子園

 第106回全国高校野球選手権大会は第7日の13日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で2回戦があり、滋賀学園が花巻東(岩手)に5―0で勝ち、初の3回戦進出を果たした。

 滋賀学園の山口達也監督の試合後の主なコメントは次の通り。

 ◇「振ってタイミングを取っていこう」

 滋賀学園・山口達也監督 (完封の)脇本(耀士)が悪いなりに粘った。ボールが先行していたが、うまく散らしていた。

 (捕手の)杉本(晴基)がうまく引っ張った。(脇本投手は)焦る部分と頑張れる部分が上下するが、杉本が緩いボールをうまく使いながらリードしていた。

 (1回戦では高橋俠聖=きょうせい=投手が好投)ダブルエースということで、お互いが切磋琢磨(せっさたくま)しながら持ち味を出し切っている。次も期待したい。

 (打線は二回に3点を先取。早いカウントからの打撃が目立った)積極的に行こうと言っていた。追い込まれる前にしっかり振り、振ってタイミングを取っていこうということですね。

 (守りを大事にしているが、この日は全員安打)元々、振っていくチーム。あまりバッティングと言いすぎると力んでしまう。センターライン中心に、まず守りからということ。バッター陣は気分よくバットを振れているんじゃないですかね。

 (花巻東のタイプの異なる投手を攻略)研究はもちろんしているが、「あまり情報過多になってナーバスになるな。現場確認しよう」と言っていた。映像では確認はしているが、それをうのみにするなということですね。

 (1回戦はじゃんけんに勝って先攻を取った)今日は(じゃんけんに)負けて先攻。今日は後攻が欲しかった。守りから入りたかった。

 (甲子園で)一戦しているので、相手の出方やオーダーも全然分からないので、それを見たかった。先攻になったので「9回打てるぞ」と切り替えました。