武器は自分を追い込む強さ 初舞台で6位入賞 マラソン・鈴木選手〔五輪〕

AI要約

五輪初出場で6位に入賞した陸上女子マラソンの鈴木優花選手(24)は、沿道の声援を受けながら42.195キロを走り切った。

秋田県立大曲高校陸上部の監督だった小沢裕子教諭は、鈴木選手の成長を振り返り、入学時との変化に触れる。

鈴木選手は厳しい自己管理と献身的な練習で着実に実力を高め、パリ五輪の代表内定後も全力で取り組んでいる。

武器は自分を追い込む強さ 初舞台で6位入賞 マラソン・鈴木選手〔五輪〕

 五輪初出場で6位に入賞した陸上女子マラソンの鈴木優花選手(24)=第一生命グループ=は、沿道の声援を受けながら42.195キロを走り切った。

 

 秋田県立大曲高校(同県大仙市)陸上部の監督だった小沢裕子教諭(46)は「入学当初は部員の中で一番遅かった」と振り返る。だが、駅伝に取り組んだ鈴木選手は1年の秋に芽が出始め、各大会で区間賞を獲得した。「自分に厳しく、どんどん伸びた。自分を追い込める選手だった」と話す。

 小沢教諭によると、当時は農道や原っぱを走る練習が多かったが、鈴木選手は雨だろうが雪だろうが走り続けた。「距離が長ければ長いほど、コースのアップダウンが激しければ激しいほど、力を発揮していた」と振り返る。

 食事時間や練習内容などを書き込む日誌には「そこまで書かなくても」と思うほど細かく記入していた鈴木選手。パリ五輪の代表内定後、「今できることを全力で頑張ります」と話していたという。