完全燃焼6位の鈴木優花「代わりに全力を出し切っていきたい」欠場・前田穂南の思い背負って力走
AI要約
女子マラソンで鈴木優花が自己ベストの2時間24分2秒で6位入賞を果たし、日本勢では2大会連続の活躍となった。
鈴木はケニアやエチオピア選手のペース変化を感じつつ、メダル獲得を目標に入賞を果たしたことを喜んでいる。
急な上り坂で順位を上げ、下り坂や集団走行で戦い、最後まで粘り強く走り抜いた。前田穂南選手の欠場もあり、仲間の思いも背負って頑張った。
◇パリ五輪最終日 女子マラソン（2024年8月11日 パリ市庁舎─アンバリッド（廃兵院）の42・195キロ）
女子マラソンが行われ、鈴木優花（第一生命グループ）が、2時間24分2秒の自己ベストで6位入賞を果たした。日本勢では21年東京五輪8位の一山麻緒（資生堂）に続いて2大会連続となった。
「ケニア、エチオピア選手のペース変動を身をもって体感できた。不安もよぎるけど、つかないと入賞できないと思っていた。第一生命に入ったからには、入賞ではなく、メダルを獲得できるところまでいきたい。とても楽しかったです！」
30キロ手前の急な上り坂で4人の集団から離れたものの、30キロを過ぎてからの下り坂で追いつき、9人の集団を形成。35キロでもメダル争いに絡み、その後はライバルの底力に屈したが、粘りに粘ってゴールにたどり着いた。
日本記録保持者の前田穂南（天満屋）は右大腿骨疲労骨折のため欠場。鈴木は「記者会見の時や、たまにアメリカ合宿中に連絡を取ってみたりとか。前田穂南選手からのやりとりもあったので、すごく残念な気持ちも大きいんですけど…。前田さんも日本記録を出して、その中でこういった直前で出られなかった悔しさは計り知れないと思う。私たちが走るので、代わりに全力を出し切っていきたいなという気持ちも持って走りました」と仲間の思いも背負って力走した。
