沖縄・玉城知事、辺野古移設巡る法廷闘争で敗訴も「決してあきらめない」
AI要約
沖縄県の玉城デニー知事が、普天間飛行場の辺野古移設工事に関する国との法廷闘争について述べ、対決姿勢を示した。
在日米軍のヘリコプター事故の２０年を前に、玉城知事を支持する大規模集会が宜野湾市で開催された。
玉城知事は集会で「あきらめない」と訴え、普天間飛行場の閉鎖やオスプレイの飛行停止を求めるプラカードが掲げられた。
沖縄県の玉城デニー知事は１０日、宜野湾市内で開かれた大規模集会に参加した。玉城知事は、県の敗訴が確定した米軍普天間飛行場（同市）の名護市辺野古への移設工事を巡る国との法廷闘争に触れ、「裁判で結論が出た。確かにそれは一つの結論かもしれない」と述べながらも「われわれがあらがう手段を取り上げられたわけではない」と改めて国との対決姿勢をあらわにした。
集会は、在日米軍のヘリコプターが同市の沖縄国際大に墜落した事故から１３日で２０年となるのを前に、玉城知事を支持する「オール沖縄」などが開催。主催者発表で２５００人近くが参加した。共産党の小池晃書記局長ら国会議員も出席した。
玉城知事は集会で「われわれは決してあきらめないということを強く訴えていこう」と強調し、「勝つことはあきらめないこと。決して屈することなく、心を前向きに、みんなで手をたずさえていこう」と呼びかけた。
参加者らは会場で、普天間飛行場の閉鎖・返還や米空軍輸送機オスプレイの飛行停止などを求めるプラカードを掲げた。
