小泉進次郎氏「親父に50歳まで出るなと言われてない」 総裁選巡り

AI要約

自民党の小泉進次郎元環境相が総裁選出馬について言及し、父の意向や逆風について否定した。

小泉氏は自らの判断で行動し、自民党の危機についても自己判断を重視している。

総裁選への出馬については慎重な姿勢を示し、様々な議員との意見交換を経て判断する考えを示した。

小泉進次郎氏「親父に50歳まで出るなと言われてない」 総裁選巡り

 自民党の小泉進次郎元環境相は10日、ラジオNIKKEIのポッドキャスト番組で、9月に予定される党総裁選に関し、父・純一郎元首相が「50歳までは総裁選に出るな」と周囲に語ったとする報道について、事実関係を否定した上で「私、今43歳ですけど仕事上のさまざまな判断・決断をいちいちおやじに仰ぎますか? 歩みを進めるも引くも、自分で決めるのは当たり前のことだ」と語った。出馬については「今、言うべきときではない」と明言を避けた。

 小泉氏の総裁選出馬を森喜朗元首相が働きかけているとの報道についても「私に対して、森元総理から連絡があったことも全くない」と否定。自民党への逆風が収まらない中で迎える今回の総裁選について「誰か一定の方の力のもとで投票行動を決めるのではなくて、自分で考え自分で決める総裁選にしなければ国民は(自民党を)見放す」と語った。

 総裁選への出馬については「政治の世界は一寸先は闇」と指摘し、「どういう総裁選になるべきなのかを、さまざまな議員と意見交換をしながら、おのずと出てくることだ」と述べるにとどめた。【森口沙織】