被爆体験者救済を要望 岸田首相「一生懸命やる」 長崎

AI要約

長崎の被爆者団体や被爆体験者団体が岸田文雄首相との面会で、国が定める被爆地域外で被爆した人も被爆者と認定するよう要望。

首相は具体的な対応策の調整を指示し、被爆体験者が被爆者であることを強調。

面会中には支援者が声を上げ、首相は一生懸命取り組むと約束した。

 長崎の被爆者団体や被爆体験者団体の代表らは9日、長崎市内のホテルで岸田文雄首相と面会し、国が定める被爆地域の外で原爆に遭った「被爆体験者」について、被爆者と認定することを要望した。

 これに対し首相は、早急に課題を合理的に解決できるよう、同席した武見敬三厚生労働相に具体的な対応策の調整を指示した。

 また面会の終了間際には、「被爆体験者は被爆者だ」などと支援者の男性が大声で訴える場面も。首相は言い分を聞き、男性に近寄って「一生懸命やる」と約束した。