犠牲者追悼、平和の祈り 浦上天主堂で早朝ミサ 長崎

AI要約

長崎市の浦上天主堂で原爆犠牲者を追悼するミサが行われ、約200人が平和への祈りを捧げた。

79年前の原爆投下で多くのカトリック信徒が亡くなり、再建された天主堂で静かな祈りが捧げられた。

ミサに参列した人々は、パレスチナの紛争に心を痛め、平和願う。市長のイスラエル招待にも賛同する声があった。

 長崎市の浦上天主堂では9日早朝、原爆犠牲者を追悼するミサが行われた。

 79年前に投下された原爆により市内では多くのカトリック信徒が亡くなっており、参列した約200人が静かに平和への祈りをささげた。天主堂は原爆で破壊され、その後再建された。

 ミサに来た中村達見さん(86)は、イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザで、子供たちを含む多くの人が犠牲となっていることを憂慮。ミサでは「とにかく平和になってほしい」と祈ったという。平和祈念式典にイスラエルを招待しなかった鈴木史朗市長の判断についても「正しいと思う」と話した。