高円宮家の承子さま 長崎県で原爆犠牲者に供花 被爆者と懇談し気遣いの言葉も

AI要約

高円宮家の長女・承子さまが長崎県を訪れ、原爆の犠牲者に花を供え、被爆者と交流を行った。

承子さまは原爆死没者追悼平和祈念館を訪れ、19万人の犠牲者に手向け、被爆者の体験を聞いた。

さらに、承子さまは高校総合体育大会のアーチェリー競技を観戦し、平和への思いを高校生に訴えた。

高円宮家の長女・承子さまは7日、長崎県を訪問し、原爆の犠牲者に花を供えられました。

承子さまは長崎市で「国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館」を訪れ、原爆の犠牲者およそ19万人の名簿棚に花を手向け、ゆっくりと拝礼されました。

承子さまはそばにいた被爆者に歩み寄り、言葉を交わされました。

「お座りください。私がしゃがみますので。(被爆の体験を)伝えるのが辛いという方は多くないですか」

承子さまは原爆の体験を伝えていく重要性に触れながらも、辛い体験をした被爆者の気持ちを気遣いつつ、およそ20分間、耳を傾けられました。

これに先立ち、全国高校総合体育大会のアーチェリー競技を観戦した承子さまは表彰式であいさつされました。

「あの日から79年経った今も世界中で争いが続いています。世界にはスポーツを楽しむことすらままならない子どもたち、高校生たちがたくさんいます」

承子さまは79年前の長崎原爆の日に触れながら、「当たり前に日常を送れることに感謝しつつ、平和のために自分にできることはないか、この機会にぜひ考えてみていただきたいと思います」と高校生に呼びかけられました。