“痴漢被害”の女子高校生ショックで被害届出せず…満員電車で約40分間“痴漢行為”の疑いで44歳男を逮捕 女性は泣きながら駅員に被害訴え

AI要約

2024年5月、新潟県を走っているJR白新線の電車内で、約40分にわたって女子高校生に痴漢行為をした疑いで、十日町市に住む会社員の44歳の男が逮捕された。女子高校生はショックで被害届を出すことができず、警察が被害届を受けて逮捕に至った。

男は満員の電車内でわいせつな行為を繰り返し、女子高校生に被害を与えた。警察は同様の犯罪がなくなるよう積極的な予防活動を呼びかけている。

被害者を守るため、被害者や周囲の人々が声を上げて警察に通報し、犯人の迅速な特定を支援することが重要である。

“痴漢被害”の女子高校生ショックで被害届出せず…満員電車で約40分間“痴漢行為”の疑いで44歳男を逮捕 女性は泣きながら駅員に被害訴え

2024年5月、新潟県を走っているJR白新線の電車内で、約40分にわたって女子高校生に痴漢行為をした疑いで、十日町市に住む会社員の44歳の男が逮捕された。この日は、強風が吹き荒れる悪天候で電車が遅延していたほか、電車内は満員状態だったという。

ショックで自ら被害届を出すことができなかった女子高校生。警察は「被害に遭った際には1人で悩まず、相談しやすい相手に相談や届け出をしてほしい」と呼びかけている。

不同意わいせつの疑いで逮捕されたのは、十日町市田沢本村に住む会社員の男(44)だ。

男は2024年5月17日午前8時ごろから午前9時ごろまでの間、JR白新線の普通列車内で、通学のため乗車していた女子高校生のスカートをめくりながら太ももや尻を触るなどのわいせつな行為をした疑いが持たれている。

事件は、女子高校生から被害の申告を受けた新潟駅の駅員が鉄道警察に「痴漢被害に遭った女性が泣きながら被害を訴えている」と届け出をしたことから発覚。

女性はショックで自分から届け出ることができない状態だったという。

警察によると、当時は強風が吹き荒れる悪天候で電車が遅延していたほか、電車内も満員状態だったという。

男は女子高校生の背後に立ち、新崎駅から新潟駅の間で約40分にわたりわいせつ行為を続けていた。

女性への聞き取りや駅構内の防犯カメラの捜査などから男を特定し、逮捕。警察の調べに対し、男は「間違いありません」と容疑を認めている。警察は余罪の有無などについても詳しく調べている。

また、この日の同時間帯にはJR信越線の新潟行きの満員電車内で、乗客の女子高校生のスカート内に手を入れ、わいせつな行為をした疑いで専門学校生の男(19)が逮捕されている。

県警人身安全対策課は「痴漢や盗撮は誰もが被害に遭う可能性があり、かつ被害者の心身を深く傷つける重大な性犯罪であり、決して許されるものではない。また、被害に遭った時の服装や時間帯を含めて被害者を責めるべき点は一切ない。しかし、万が一被害に遭ったり、痴漢被害を目撃した場合には声を出したり、周りの人に助けを求めた上で身の安全を確保し、ためらわずに警察への通報をお願いしたい。早期に行為者を特定し、検挙または指導・警告を行うなど先制予防活動を積極的に推進していく」としている。

また、「県警の鉄道警察隊には女性警察官も在駐しているので、被害に遭った際には1人で悩まず、相談しやすい相手に相談や届け出をしてほしい」と呼びかけている。

被害者の心を深く傷つける痴漢行為。被害者を守り、早期に犯人を検挙するためにも周辺の人による助け合いなども重要と言える。

(NST新潟総合テレビ)