鹿児島市電の脱線事故、原因は分岐器の老朽化 8日始発から通常ダイヤで運行

AI要約

鹿児島市交通局は、市電脱線事故の原因が分岐器の老朽化によるものであると発表。

事故は鹿児島駅前電停で発生し、改修が済んだことで通常の運行に戻る。

分岐器周辺の点検・整備が行われ、安全確認のため一時的に土曜ダイヤを運行する。

鹿児島市電の脱線事故、原因は分岐器の老朽化 8日始発から通常ダイヤで運行

 鹿児島市交通局は6日、3日に起きた市電脱線事故について、電車の進行方向を切り替える分岐器が老朽化で正常に作動しなかったことが原因と発表した。改修は済ませており、現在の土曜ダイヤでの運行を8日の始発から通常に戻す。

 事故は鹿児島駅前電停で発生。電車事業課によると、レールを動かす棒が周囲と接触して正常に動作せず、前後の車輪が別々の軌道に入り脱線した。分岐器は1990年に設置され、これまでの定期点検では異常はなかった。

 同局は6日までに接触部分を切除するなど改修。同型の分岐器13カ所も点検・整備した。7日は安全確認などのため土曜ダイヤとする。