萩生田会長の後任に井上氏、自民都連

AI要約

自民党東京都連は、元万博相の井上信治衆院議員を会長に選出した。井上氏は萩生田光一氏の後任として就任し、衆院当選7回の麻生派所属である。

井上氏は党幹事長代理も務め、都連会長就任は選考委員会と総務会で承認された。小倉将信衆院議員が会長代行に、菅野弘一都議が幹事長に就任している。

自民党は7月の都議補選で大敗し、萩生田氏の後任には裏金事件との関係の薄い議員が望まれていた。

萩生田会長の後任に井上氏、自民都連

 自民党東京都連は5日、萩生田光一会長の後任に元万博相の井上信治衆院議員(東京25区)を充てる人事を決定した。都連会長は、自民派閥の裏金事件で役職停止処分を受けた萩生田氏が処分後も引き続き務めていたが、7月の都議補選敗北を受けて引責辞任を表明していた。

 井上氏は衆院当選7回。麻生派所属で、党幹事長代理を務める。5日に党本部で開かれた都内選出の国会議員らによる選考委員会は、井上氏を会長とすることで一致。その後、開かれた総務会で会長就任が了承された。井上氏は会長代行に小倉将信衆院議員(東京23区)を指名した。三宅茂樹都議が務めていた幹事長には、菅野弘一都議が新たに就任した。

 自民は7月の都議補選で「2勝6敗」と惨敗。萩生田氏の後任には、裏金事件との関連の薄い国会議員の就任を望む声も党内で上がっていた。(本多由佳、松田果穂)