【特別対談】茂木幹事長に「都連のドン」発破をかけた!「茂木さん、いまこそ天下取りの時だ」

AI要約

茂木幹事長は外交方針について「包容力」と「力強さ」を重視し、相手国を尊重しつつ基本的な価値を守る姿勢を示している。

深谷氏は愛国心を持っており、幼少時の体験が政治家を志すきっかけになったことを語っている。

茂木氏はバブル崩壊後の苦しい状況を乗り越え、国の発展に貢献したいという思いから政治家を志した。

【特別対談】茂木幹事長に「都連のドン」発破をかけた!「茂木さん、いまこそ天下取りの時だ」

前編記事『【スクープ対談】茂木幹事長が恩師に明かした胸の内…!次の総理は「意外ととしみつ」?』はこちらから。

ーーとはいえ、そのトランプ氏が銃撃され、バイデン氏が大統領選から撤退するなど、国際情勢は大変混乱に満ちています。日本は中国、ロシア、北朝鮮などの隣国との関係も考えていかなくてはいけません。

茂木私は外務大臣時代に日本外交の在り方として、「包容力」と「力強さ」という2つの言葉を掲げていました。包容力については、アジアやアフリカをはじめ、相手国の歴史や文化などを尊重して、相手の国も発展するような方策を一緒に考える。これが相手国との信頼に繋がります。

一方で法の支配の尊重や問題の平和的解決、こうした基本的な価値はどんなことがあっても譲らない。これがまさに「力強さ」であって、国際社会から「日本は頼りになる」と評価されている点ではないでしょうか。

ーー深谷さんは、「国のリーダーに必要なのは、愛国心だ」と常々おっしゃっていますね。

深谷私は、満州電業に勤める父のもと6歳の頃から満州ハルピンで生活しました。10歳の時に玉音放送をラジオで聞き、もう日本に帰れないと思ったね。それから1年後、日本に引き揚げることになった。野を越え山を越え歩き続け、貨物列車にすし詰め状態で乗せられて、アメリカ軍の上陸用舟艇に乗って、やっとの思いで佐世保の港に着いた。その時に「日本という国があって良かった。日本人で良かった」と心から思った。その時の経験が、政治家を志すきっかけになったんだ。

ーー茂木さんが政治家を志した原点は?

茂木私が30代の半ば、日本ではバブルが弾けて、苦しい状況にありました。しかし、人材もいれば、優れた技術もある。「自分が国を動かすことになったら、もっと伸びしろのある国にできるのではないか」と考えて国政の道を志したのです。

深谷私には、彼が愛国心を持っているという確信があるんです。