モットーは「楽しむ」 五輪3回目のバドミントン・山口選手〔五輪〕

AI要約

バドミントン女子シングルスの山口茜選手は、リオデジャネイロ、東京に続く3回目の五輪で準々決勝で敗退した。

山口選手のモットーは「バドミントンを楽しむこと」であり、常に楽しむ姿勢を大切にしている。

山口選手は過去にもラケットやシューズが行方不明になる状況でも楽しむことができるポジティブな姿勢を持っている。

 準々決勝で敗退したバドミントン女子シングルスの山口茜選手(27)=再春館製薬所=はリオデジャネイロ、東京に続く3回目の五輪だった。

 モットーは「バドミントンを楽しむこと」という。

 所属チームの池田雄一監督(40)によると、山口選手は海外での試合に飛行機で向かう途中、預けたラケットやシューズなど一式が行方不明になったことがある。池田監督は「その状況すら楽しんでいたことが印象的だった」と笑う。

 優勝候補だった東京五輪では、無観客という普段と異なる環境に、「楽しむ」ことに没頭できていない様子だったという。翌年、観客を入れて日本で開催された世界選手権では「勝たなきゃいけない」という気持ちをうまくコントロール。東京五輪覇者を下し、優勝した。

 独特な空気が漂っていると言われる五輪の舞台。ただ、池田監督によると、山口選手は観客がいる時の試合が圧倒的に結果が良い。「独特の空気は感じていると思う。ただ今回は会場に観客がいる」と期待していた。