バドミントン・山口茜 準々決勝突破へ「向かっていくだけ」3大会連続8強
女子シングルスの決勝トーナメント1回戦、山口茜がスパニダ・カテトンにストレート勝ちし、準々決勝進出。
山口は3大会連続の8強入りを果たし、相手に圧倒する多彩なショットを見せつけた。
山口は準々決勝で世界ランク1位の安洗塋と対戦し、先手を取りたいと闘志を燃やす。
◇パリ五輪第7日 バドミントン(2024年8月1日 ポルト・ド・ラ・シャペル・アリーナ)
女子シングルスの決勝トーナメント1回戦が行われ、世界ランク6位の山口茜(27=再春館製薬所)は、同16位のスパニダ・カテトン(タイ)に21―6、21―13でストレート勝ちし、3日の準々決勝に進んだ。
リオデジャネイロ五輪、東京五輪に続く3大会連続の8強入りした山口は「過去2回は簡単に入ったので、難しいことをやっていたんだなと感じた」と苦笑しながら話した。
1次リーグは苦しんだが、この試合は格の違いを見せつけた。第1ゲーム序盤から多彩なショットを繰り出し、相手のミスを誘ってリードを広げた。
第2ゲームは果敢に打ち込んでくる相手に手こずったがネット際に落とす球を効果的に使ってリズムを変えて逆転。その後は主導権を渡さず逃げ切った。
会心の勝利に「昨日の試合の後半で良い感覚をつかんだ。それを継続する気持ちだった。今大会で一番良かった」と胸を張った。
準々決勝では世界ランク1位の安洗塋(アン・セヨン)と対戦する。「向かっていくだけだと思う。ラリーを続けるだけでなく先手を取りたい」と闘志をにじませた。