防衛事務次官を追加処分 海自潜水手当不正受給逮捕を報告せず

AI要約

防衛省が海上自衛隊元隊員4人の潜水手当不正受給で、報告漏れがあったことを木原防衛大臣に認めず、増田防衛事務次官らを処分した。

警務隊が元隊員4人を去年逮捕し、詐欺容疑で処分した事件を防衛省が公表せず、再度処分が行われた。

増田次官に口頭での厳重注意処分を行い、さらに既に退職した三貝前人事教育局長に訓戒相当の処分を行った。

防衛事務次官を追加処分 海自潜水手当不正受給逮捕を報告せず

海上自衛隊の元隊員4人が潜水手当の不正受給で逮捕されていたことを木原防衛大臣に報告していなかったとして、防衛省は事務方のトップである増田防衛事務次官らを処分しました。

海上自衛隊の潜水手当の不正受給をめぐっては、自衛隊の捜査機関である警務隊が去年11月、詐欺容疑などで元隊員4人を逮捕していました。

しかし逮捕について、木原大臣への報告が適切に行われず、先月、特定秘密の不適切運用などで事務方トップの増田事務次官や陸海空の自衛隊トップを含むのべ220人を防衛省が処分した際にも、この逮捕を公表していませんでした。

そのため2日、防衛省は、増田次官を口頭での厳重注意処分、既に退職した三貝前人事教育局長を訓戒相当の処分としました。先月の処分に続き、異例の追加処分となります。